|
これでもう困らない! 64ビット版Windows XP対応ソフト大集合出そろってきた64ビット正式対応ソフトをまとめて紹介
(06/02/02)
2005年4月に発売された64ビット版のWindows「Windows XP Professional x64 Edition」(以下、Windows XP x64)は、普段からよく使っているWindowsで最新の64ビットCPUをフルに活用できるため、コアな自作ユーザーを中心に利用者を増やしつつある。動作環境として必須の64ビットCPUが入手しやすくなり、当初は不足していたドライバーも充実してきたので、32ビット版Windowsからの乗り換えを検討している方も多いのではないだろうか。 乗り換えの際に注意が必要なのは、これまで使っていたソフトを利用できない場合があるということ。Windows XP x64は“WOW64”という仕組みにより32ビット版のソフトも動作させることが可能だが、ウイルス対策ソフトやCDライティングソフトといったシステムの動作に深く関わるソフトは、正式に64ビット対応したものでないと動作しないことがほとんどだ。 そこで本特集では、Windows XP x64に正式対応しているオンラインソフトを集めてみた。とくにピックアップした7本については64ビット版を使用する意義も交えてご紹介する。さらに、窓の杜ライブラリ収録ソフトや過去にニュースでご紹介したソフトのうち、64ビット版が公開されているソフトのリンク集も掲載する。 なお、Windows XP x64の入手やインストールについては、(株)インプレスが主催するプログラミングコンテスト“Windows XP Professional x64 Edition ソフトウェアコンテスト”のホームページに詳細があるので、そちらを参照してほしい。
□Windows XP Professional x64 Edition ソフトウェアコンテスト
ドライバーやサービスの稼働状況をまとめて閲覧「DriverWalker」
本ソフトの画面は2分割型で、ウィンドウ左側のツリーペインに“カーネルドライバの管理”や“実行中のサービスプロセス”といった分類が表示され、ダブルクリックすると右側に詳細リストを表示できる。詳細リストはMDI表示に対応しており、ドライバーとサービスを並べて表示して見比べることなどが可能。また、ロールバックが可能なドライバーの一覧を表示したり、セーフモード起動時にロードされるドライバーやサービスを編集する機能も備えている。
【著作権者】山下 克宏 氏
□やました工房
右クリック拡張型のISOイメージ対応CDライティングソフト「ISO Recorder」
本ソフトをインストールすると、ISOイメージの右クリックメニューから本ソフト独自のCDライティング画面を呼び出し、書き込みを行える。また、任意のフォルダやCDをISOイメージ化したり、CDのコピーを行うことも可能。
【著作権者】Alex Feinman 氏
□ISO Recorder v 2
64ビット対応ウイルス対策ソフト「avast! 4 Home Edition 日本語版」
本ソフトはファイルの読み書きを常時監視しウイルス実行を防止できるほか、送受信メールの監視や、任意のファイル・フォルダを指定して手動検索を行うことも可能。ウイルス定義ファイルやプログラム本体の自動アップデート機能も備えている。 なお、本ソフトは非商用の個人のみ利用できる。商用利用したい場合は、1年間の利用料が39.95米ドルのシェアウェア版“Professional Edition”も用意されている。
【著作権者】ALWIL Software
□avast! antivirus software - computer virus, worm and Trojan protection by ALWIL Software
デスクトップ上のアイコン配置を画面の解像度ごとに記録・復元「いせ」
本ソフトはタスクトレイに常駐し、タスクトレイアイコンの右クリックメニューからアイコン配置を保存できる。画面解像度の変更などによりアイコン配置が変わってしまったら、保存したアイコン配置を呼び出して復元を行えばよい。アイコン配置は画面解像度ごとに保存・復元可能なほか、配置をファイルに保存し呼び出すこともできる。
【著作権者】NMVL 氏
□プログラミング研究所 - トップページ
64ビット版が追加された定番テキストエディター「EmEditor Professional」
また、IMEの扱いという面でも64ビット版を使用する利点がある。Windows XP x64の、64ビット版のソフト上では64ビット版のIMEしか利用できず、同様に32ビット版のソフト上では32ビット版のIMEしか利用できない。Windows XP x64に標準搭載された「MS-IME 2002」も、64ビット版と32ビット版が個別に用意されている。いずれもユーザー辞書は共用だが、使用するシステム辞書や辞書学習の効き具合といった設定は個別に行う必要があり面倒だ。64ビット版のIMEのみを利用すれば、管理も楽になり、64ビットならではのメリットだけを味わえる。
【著作権者】(株)エムソフト
□EmEditor - テキストエディタ
ソフトの64/32ビット種別に応じてIMEを自動切り換え「あいち」
前述したとおり、64ビット版ソフトと32ビット版ソフト上では利用できるIMEが異なる。管理の利便性から見ればソフトもIMEも64ビット版で統一するのがベストだが、お気に入りのIMEが32ビット版しかない場合は、32ビット版ソフト利用時はお気に入りのIME、64ビット版ソフト利用時はMS-IMEというふうに、ソフトによって利用するIMEを手動で切り替える必要がある。「あいち」はこの切り替えを自動化してくれる。 本ソフトはタスクトレイに常駐して各ソフトの起動を監視し、起動したソフトが64ビット版か32ビット版かを判別して、あらかじめ設定したIMEに切り替えてくれる。また、切り替え時にタスクトレイのバルーンヘルプで通知を行ったり、切り替えを行わないソフトを指定することも可能。
【著作権者】NMVL 氏
□プログラミング研究所 - トップページ
Windows APIやDirectXも扱える64ビット対応フリー統合開発環境「ActiveBasic」
「ActiveBasic」は、比較的習得しやすいBASIC言語により、Windows APIやDirextXなどを使用した本格的なWindowsアプリケーションを作成できる統合開発環境。ソースコードエディターやコンパイラー、デバッガーが同梱されているので、インストールしてすぐに開発を始められる。 これまで、64ビット版のEXEファイルを作成するには、高価な開発ソフトを購入したり手間をかける必要があった。「ActiveBasic」の64ビット対応により、64ビットプログラミングの敷居が引き下げられたと言えるだろう。なお、“Windows XP Professional x64 Edition ソフトウェアコンテスト”では2月20日まで応募を受け付けている。もちろん、「ActiveBasic」で制作したソフトも応募可能だ。
【著作権者】Discoversoft
□フリーのBasic統合開発環境 - Discoversoft
64ビット対応オンラインソフトリンク集窓の杜ライブラリの収録ソフトやニュースでご紹介したソフトのうち、64ビット版が追加されたソフトをピックアップした。作者のホームページのほか窓の杜での紹介記事にもリンクしているので参考にしてほしい。
[インターネット・セキュリティ]
[画像・映像・音楽]
[システム・ファイル]
[学習・プログラミング]
(中村 友次郎)
|
|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップページへ 特集・集中企画INDEX へ |