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NEWS (05/12/05 12:10)

フローチャート風に履歴をたどれるタブ切り替え型Webブラウザー「Picea」

“お気に入り”をWebページの縮小画像で確認でき、目的のページを探しやすい

「Picea」v0.37
「Picea」v0.37
 フローチャート風表示の閲覧履歴から過去に訪れたWebページへ素早く戻れるタブ切り替え型Webブラウザー「Picea」v0.37が、5日に公開された。Windows 2000/XP/XP x64に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Picea」は、Webページの閲覧履歴を別ウィンドウへフローチャート風に表示できるタブ切り替え型Webブラウザー。チャートにはWebページのサムネイル画像が描かれ、リンク先ページと元ページの画像間には関係線が引かれる。そしてサムネイル画像をクリックすれば、そのWebページを素早く再表示可能だ。過去に閲覧したWebページをチャート上で視覚的に探せるため、タイトルでは区別しにくいWebページもすぐに見つけられて便利。また、最近閉じたWebページについてもサムネイル画像一覧で確認でき、画像のクリックでただちに再表示できる。

 Web描画にはIEコンポーネントを利用しており、“お気に入り”もIEからインポート可能。本体ウィンドウは横に3分割された3ペイン構成で、右ペインがメインとなりWebページが表示される。左ペインの“お気に入り”ツリーでフォルダを指定すれば、指定フォルダ内に登録されているWebページのサムネイル画像一覧を中央ペインに一覧表示する仕組み。

 また中央ペインでは、“お気に入り”ページのサムネイル画像一覧を、フォルダ単位のほか閲覧日時や閲覧回数、タイトル、URLなどの基準でソートでき、任意のキーワードを用いて表示を絞り込むこともできる。さらに、表示をグリッドに切り替え、過去に閲覧したWebページのサムネイル画像を日時順に雑然と並べて表示することも可能。

 なお初期状態では、“お気に入り”に登録されたWebページはサムネイル表示されず、代わりにIEのインターネットショートカットアイコンが表示される。中央ペインでWebページのサムネイル画像を表示するには、中央ペイン内でショートカットアイコンを選択後、右クリックして[Web サムネイル生成]メニューを選べばよい。1度作成したサムネイル画像はキャッシュされ、500枚まで保持可能。

 各ペインは、ツールバー上のボタンから手軽に表示をON/OFFできる。そのほか、メニューバーやツールバー右側の空欄に、RSS配信されたニュース記事の見出しをティッカー表示することも可能。なお本ソフトは開発版であり、作者は試用以外の目的に使わないように推奨している。


【著作権者】nyk(HASHIMOTO N.) 氏
【対応OS】Windows 2000/XP/XP x64
【ソフト種別】フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】0.37(05/12/05)

□nyk(HASHIMOTO N.)のページ
http://www6.plala.or.jp/nyk/

(石川 敬峰)




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