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特集

「Thunderbird」v2.0対応拡張機能特集 第1回

他メールソフトに負けないように基本機能を充実させよう

(07/05/31)

「Thunderbird」
「Thunderbird」
 4月19日に公開された「Thunderbird」v2.0では、メールごとに複数のタグを自由に追加できるようになったほか、Webブラウザー風の[戻る][進む]ボタンでメールの閲覧履歴をたどる機能が追加されるなど、大量のメールを効率よく管理・閲覧できる機能が多数搭載された。

 しかし、いくつかの主要メールソフトに比べると、まだまだ基本機能に物足りなさを感じる人も多いだろう。また、「Thunderbird」はWebブラウザー「Firefox」と同様に、拡張機能を利用してユーザー自身が欲しい機能だけを追加できるのが特長の一つだ。そこで本特集では、これから「Thunderbird」に乗り換えようとしている人や、すでに「Thunderbird」を利用している人にもオススメできる拡張機能を紹介する。

 第1回目となる今回は、「Thunderbird」に足りない基本機能を補う拡張機能を紹介する。続く第2回目では、使い勝手をさらに向上するための拡張機能を紹介予定だ。

□窓の杜 - 【NEWS】「Thunderbird」v2がついに正式公開、インターフェイスや各種機能が大きく進化
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/04/19/thunderbird2.html
□窓の杜 - Thunderbird
http://www.forest.impress.co.jp/lib/inet/mail/mailer/thunderbird.html
   
mbox形式のメールをインポート・エクスポートできる「ImportExportTools」

「ImportExportTools」
「ImportExportTools」
 「ImportExportTools」は、UNIX mbox形式のメールデータを「Thunderbird」にインポートできる拡張機能。「Thunderbird」が標準でインポートできないメールソフトから乗り換えようとしているユーザーは、まず本拡張機能を利用してメールデータを移行するとよいだろう。また、エクスポート機能も搭載しているので、既存ユーザーはメールデータのバックアップにも利用できる。

 本拡張機能をインストールすると、「Thunderbird」のメールフォルダの右クリックメニューに[読み込みと書き出し]という項目が追加される。インポートの場合は、ローカル上にあるmbox形式のファイルを選択すると、そのファイル名がフォルダ名となってメールがインポートされる。エクスポートの場合は、選択フォルダ名がmbox形式のファイル名となって書き出される仕組み。また、サブフォルダをすべてエクスポートしたり、HTML形式やEML形式で出力することも可能。


【著作権者】Paolo Kaosmos 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(07/05/23)

□HomePage
http://nic-nac-project.de/~kaosmos/
□MboxImport
http://nic-nac-project.de/~kaosmos/mboximport-en.html

   
ウィンドウ最小化時にタスクトレイへ常駐できる「MinimizeToTray」

「MinimizeToTray」
「MinimizeToTray」
 「Thunderbird」をタスクトレイに常駐できるようにする拡張機能。標準設定では[ファイル]−[トレイに最小化]メニューを選択すると、タスクトレイに常駐できる仕組み。また設定を変更することで、「Thunderbird」の最小化時は常にタスクトレイに常駐させることも可能。

 さらに常駐時は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューからメールを受信できるほか、メール作成画面やアドレス帳を開くことができる。


【著作権者】Mook 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.0.1.2006102615+(06/10/26)

□MinimizeToTray :: Thunderbird Add-ons
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/2110

   
「Thunderbird」を“POP before SMTP”に対応させる「Get before Send」

「Get before Send」
「Get before Send」
 “POP before SMTP”は、メールの送信前に一度受信操作を行うことで、SMTPサーバーのユーザー認証を行う仕組みだが、「Thunderbird」は標準で対応していない。そこで本拡張機能をインストールすると、送信前に自動で受信できるようになる。

 また、メール作成画面でのメール送信に任意のショートカットキーを割り当てる機能も備えている。


【著作権者】H.Ogi 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.7.20(07/04/06)

□h.ogi's place
http://www.geocities.jp/wknxc134/moz_ext/index_j.html

   
Outlook Express風の4ペインでアドレスリストを常に表示「Contacts Sidebar」

「Contacts Sidebar」
「Contacts Sidebar」
 「Thunderbird」を「Outlook Express」風の4ペインにしてアドレスリストを常に表示できる拡張機能。本拡張機能をインストールすると、フォルダツリーの下側にアドレス用のペインが追加され、アドレス帳で作成したフォルダごとのアドレスをリスト表示できる。フォルダはプルダウンメニューで切り替え可能。

 リスト上では、項目をダブルクリックすることで選択メールアドレスをセットしたメール作成画面を開けるほか、新規メールアドレスの作成、削除といった操作を行える。またリスト上部の検索ボックスで、メールアドレスを絞り込み検索することも可能。


【著作権者】Jeroen Peters 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】0.7(07/04/19)

□jpeters.no-ip.com
http://jpeters.no-ip.com/
□Contacts Sidebar - Thunderbird extension
http://jpeters.no-ip.com/extensions/index.php?page=tb_cs

   
ソフト上のダイアログで署名を作成・編集できる「Signature Editor」

「Signature Editor」
「Signature Editor」
 「Thunderbird」は、ソフト上で署名を作成・編集する機能を備えておらず、あらかじめ署名用のテキストファイルを用意して、そのファイルを指定する必要がある。そこで本拡張機能を利用すると、アカウントの設定画面上のダイアログで署名を作成・編集できるようになる。

 また本拡張機能をインストールすると、メール作成画面にルーラーを表示する機能や、メール一覧のメール送信日時を常に年月日まで表示する機能も追加される。


【著作権者】MinuteDesign 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.2(07/04/10)

□Thunderbird 用拡張機能
http://sandbox.minutedesign.com/extensions/

   
複数の署名を切り替えて利用できる「Signature Switch」

「Signature Switch」
「Signature Switch」
 メール作成時に複数の署名を切り替え可能にする拡張機能。あらかじめ用意しておいた署名用のテキストファイルを複数指定することで、メール作成画面のメニューから簡単に署名を切り替えられるようになる。またツールバーのカスタマイズで本拡張機能のボタンを追加しておけば、プルダウンメニューで任意の署名を選択することも可能。

 さらに、送信先のメールアドレスごとに署名を指定できるほか、署名ごとに切り替え用のショートカットキーを割り当てることもできる。なお、署名用のテキストファイルはUTF-8形式で作成しておこう。また、署名の各行末尾にHTMLタグである“<BR>”を記述する必要があるので注意。


【著作権者】Achim Seufert 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.4.3(07/04/10)

□Signature Switch :: Thunderbird Add-ons
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/611

   
定型文挿入機能でメールテンプレートを強化できる「Quicktext」

「Quicktext」
「Quicktext」
 「Thunderbird」に定型文の挿入機能を追加する拡張機能。複数の定型文をカテゴリーで管理できるため、送信相手ごとに挨拶文を切り替えたい場合などに便利。また、送信相手のメールアドレスをもとにアドレス帳から文字列を自動取得し、フルネームや電話番号などを自動入力できる“変数”機能が特長。この“変数”機能を利用すれば、単純な定型文挿入としてだけでなくメールテンプレートとしても活用できる。

 たとえば、定型文挿入時にメール送信相手のフルネームを自動入力したい場合は、定型文作成時に[変数]−[宛先]−[フルネーム]とメニューをたどる。すると定型文に“[[TO_FULLNAME]]”という置換用のテキストが入力される。メール作成時にこの定型文を選択すると、Toに指定されているメールアドレスをもとにアドレス帳から該当フルネームを自動入力する仕組み。


【著作権者】Emil Hesslow 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.9.9.9(06/09/16)

□Quicktext :: Thunderbird Add-ons
https://addons.mozilla.org/ja/thunderbird/addon/640

(久保 望)




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