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特集

たまには“ジョークソフト”なんていかがでしょう?

パソコンを無駄に使ってニヤリ、ドキリ……そして脱力

(02/07/11)

 世の中には一生ジョークソフトというものに触れずにすごしてしまう人もいれば、「ジョークソフト大好き! HDDぎっしりにアーカイブしてあるYO!!」って人もいるでしょう。筆者的には、後者の人の方が幸せを1つ余分に、あるいは1つ余計な幸せを知っているような気がします。最新式の高速マシンで、おバカな(通常、窓の杜的にはこんな表現はマズいんでしょうが、今回は誉め言葉ということでご容赦を)ジョークソフトを動かしたりする。ひとしきり笑った後で「あぁ、俺ってなんでこんな生産性のないことしてるんだろう」と感じる瞬間。筆者はこれがジョークソフトの醍醐味だと思っています。

“プログラムの強制終了”ダイアログそっくりのエディター「強制終了エディタ」

「強制終了エディタ」
「強制終了エディタ」
 人をビックリさせるというところにジョークソフトの第一義を置くとしたら、この「強制終了エディタ」は典型的なモノといえるでしょう。外見は、Windowsを使ってる人なら一度は遭遇する、そして一番見たくないモノ、アプリケーションがエラーを起こして強制終了したときのダイアログになっています。テキストエディターですから、[詳細]ボタンのクリックで32KBまでのテキストファイルを開いたり、[F2]キーを押して編集することなども可能です。もしかすると強制終了ダイアログの出現に免疫をつける練習にもなるかもしれません。

【著作権者】甲斐 崇之 氏
【対応OS】Windows 98
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-(00/11/04)

□KAI's HomePage
http://www3.to/kaihome/

見かけと正反対の機能を備えるランチャーソフト「強制ランチャ」

「強制ランチャ」
「強制ランチャ」
 こちらはWindows 9xで[Ctrl]+[Alt]+[Del]キーを押したときに現れる“プログラムの強制終了”ダイアログの外見をしたランチャーです。これもあまり見たくないモノのひとつですね。エクスプローラやペイントがプリセットされているほかに、合計3つまでソフトがセットできます。[終了]ボタンでソフトが起動するところなどは感動すら覚えます。ちなみにこのプリセット、筆者のメインマシンのWindows 2000では動かなかったため、筆者宅から駆逐したWindows 98を別マシンに再インストールして確認しました。

【著作権者】秋山 博紀(AKI) 氏
【対応OS】Windows 98
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00

□MakerSoftWorkShop
http://jump.uic.to/akiroom/

ウィザード形式で独自のダイアログボックスを作成・表示「Sato Dialog Maker」

「Sato Dialog Maker」でダイアログ作成中
「Sato Dialog Maker」でダイアログ作成中
「Sato Dialog Maker」ダイアログ例
「Sato Dialog Maker」ダイアログ例
 通常、ダイアログボックスひとつ出すにしても、プログラム開発環境を整えてプログラミング言語を覚える必要があります。こちらは開発環境がなくてもダイアログボックスを作成・表示できる、神のようなソフトです。ウィザード形式でダイアログに表示するメッセージやボタンの種類、ボタンをクリックしたときの挙動を決められます。ボタンにはソフトの起動以外にWindowsの終了や再起動も割り当てられるので、例えば「奥さんや旦那さん、恋人に何か隠しごとをしていませんか?」というような非常に答えづらいメッセージを表示して、[はい]以外のボタンを押すと再起動してしまうような、とてもオチャメなダイアログボックスを自作できます。

【著作権者】SATOSHI 氏
【対応OS】(編集部にてWindows 98で動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00(01/11/04)

□HSPBC
http://members.tripod.co.jp/ultimate_hspbc/

スタートボタンとタスクバー内の時計の表示が変化「資料3.exe」

「資料3.exe」の“ゴールボタン”
「資料3.exe」の“ゴールボタン”
「資料3.exe」の時計
「資料3.exe」の時計
 まず職場で適当につけたっぽいファイル名がなんともいえない脱力感を誘います。ヒビの入った自己解凍型書庫ファイルのアイコンもイカしてます。起動するとスタートボタンの文字が“ゴール”になります。ヒネリが効いているのかいないのか微妙なところがイイです。また、タスクバーの時計表示が“地球滅亡まであとXX日”になります。筆者の世代的には涙を禁じえません。そして“ゴールボタン”をクリックしようとするとボタン自体がマウスカーソルから逃げ回ります。あと数日のうちにコスモクリーナーDを用意できない人は、さっくりと[Ctrl]+[Q]キーで終了させましょう。

【著作権者】wfp 氏
【対応OS】Windows 98/NT 4.0/2000
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-(01/11/26)

□ホーム/窓不便利計画
http://www22.big.or.jp/~ntoh/

CPU名とクロック周波数を擬似的に変更「CPUグレードアップ!! のつもり。」

「CPUグレードアップ!! のつもり。」で“グレードアップ”中
「CPUグレードアップ!! のつもり。」で“グレードアップ”中
「CPUグレードアップ!! のつもり。」の“グレードアップ”後
「CPUグレードアップ!! のつもり。」の“グレードアップ”後
 Windows 9x/Meのシステムのプロパティコントロールパネルに現れるCPU名とクロック周波数を書き換えて、CPUをグレードアップした“つもり”にさせてくれる“夢のような”ソフトです。もちろん処理速度が上がるわけではありません。Pentium 4、Athlonから8086、Z80まで新旧のCPUがプリセットされていて、グレードダウンも自由自在! 68x00なんてのもありますし、リストにないCPU名にすることも可能です。ちなみにNT系のOSでは効果(笑)がありません。Windows 98を再インストールしてよかったと感じさせてくれる1本です。

【著作権者】F-Ace 氏
【対応OS】(Windows 98/Meで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.30

□FsSoft Official Page
http://fssoft.omosiro.com/

デスクトップアイコンが動き回る「デスクトップアイコンが動く KoMovDesIcon」

「デスクトップアイコンが動く KoMovDesIcon」
「デスクトップアイコンが動く KoMovDesIcon」
 デスクトップのアイコンを動き回らせることができるソフトです。アイコンの動きをランダムにするか指定した方向・移動量で動かすかを設定したり、動かすアイコンを指定できたり、元どおりの位置に復元したりと、ジョークソフトらしからぬ細かな設定が可能です。また、スクリーンセーバー代わりにも使えてしまうというジョークで片付けるにはもったいない実用性ももっています。でも動かしている最中はアイコンをクリックしづらいことこのうえないので、やっぱり非実用的です。

【著作権者】T.Komorita 氏
【対応OS】Windows 98/Me/NT 4.0
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.2(01/05/19)

□◆◆ TikomoSoftware ◆◆
http://www21.tok2.com/home/komorita/

マウスカーソルを捕えるウィンドウを表示「ねずみ捕り」

「ねずみ捕り」
「ねずみ捕り」
 ダイアログボックス、タスクバー、アイコンとくれば、最後はマウスカーソルです。起動するとねずみ捕りが描かれたウィンドウが表示されます。そのウィンドウにマウスカーソルを入れた瞬間、そのウィンドウから出られなくなります。[解除]ボタンをクリックすれば簡単に抜け出せるのですが、しばらくウィンドウの中でジタバタしていたあなた自身を発見できるでしょう。また、[解除]ボタンをクリックした後、終了させようとしてクローズボタンをクリックしようとした瞬間、再度ねずみ捕りに捕まるという罠が仕掛けられています。巧妙です。

【著作権者】TOHTENKOOSHI 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00(02/01/14)

□ネズミ捕り(Windows95/98/Me/アミューズメント)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/amuse/se225528.html

(モッティ)

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