特集

「Visual Studio 2010」向け拡張機能リンク集

“窓の杜”で紹介済みの厳選された無償の拡張機能を15個紹介

(12/06/14)

“Visual Studio ギャラリー” “Visual Studio ギャラリー”

 「Visual Studio 2010」は、単体でも十分生産性の高い強力な開発ツールだ。しかし、拡張機能を導入することでさらに機能を強化することも可能。公式ライブラリサイト“Visual Studio ギャラリー”には、開発者による開発者のための便利な拡張機能が、多数登録されており、その多くが無償で提供されている。

 本特集では、そのなかでも“窓の杜”で紹介済みの厳選された拡張機能をまとめてみた。日頃の開発を少し楽にする便利なツールから、使っていて楽しいツールまで豊富に揃っているので、是非参考にしてほしい。自分に合った拡張機能を見つける助けになれば幸いだ。

MEMO「Visual Studio」用の拡張機能を利用するにあたって

「Visual Studio」用の拡張機能はダブルクリックするだけで導入可能 「Visual Studio」用の拡張機能はダブルクリックするだけで導入可能

 「Visual Studio」用の拡張機能は“vsix”という拡張子をもつ単一ファイルとしてパッケージングされており、「Visual Studio」がインストールされていればダブルクリックするだけで導入できる(要再起動)。

 また、「Visual Studio」の[ツール]−[拡張機能マネージャー]メニューから“拡張機能マネージャー”を利用して検索・インストールすることも可能。また、アップデートもこの“拡張機能マネージャー”から簡単に行える。

 ただし、その多くは有償で提供される“Professional”以上のエディションからでなければ利用できない。趣味での開発では無償の“Express”版を利用する場合も多いと思われるが、「Visual Studio」のポテンシャルをフルに引き出すには、やはり有償版を利用したいところだ。

 「Windows 8」や「Visual Studio 2012」の登場を控えた今ならば、それらを一足先に体験できる“MSDNサブスクリプション”つきがおすすめなので、ぜひ導入を検討してほしい。

[ツール]−[拡張機能マネージャー]メニューから“拡張機能マネージャー”を利用 [ツール]−[拡張機能マネージャー]メニューから“拡張機能マネージャー”を利用

検索・インストール・アップデートも“拡張機能マネージャー”から簡単に 検索・インストール・アップデートも“拡張機能マネージャー”から簡単に

とりあえずこれだけは入れておいて損はない、生産性向上のための拡張機能

「Productivity Power Tools」

「Productivity Power Tools」 「Productivity Power Tools」

 まず入れるべきは本拡張機能だろう。「Productivity Power Tools」はMicrosoft自身の手からなる拡張機能。ソリューションエクスプローラーから[参照の追加]ダイアログ、タブにいたるまでのさまざまな機能を強化することができる。

 その機能の多くは次期バージョンの「Visual Studio」である「Visual Studio 2012」にも採用されているので、「Visual Studio 2012」の機能を先取りするという意味でも非常におすすめ。

「PowerCommands」

「PowerCommands」 「PowerCommands」

 本拡張機能は、煩わしい“一手間”を省く20のコマンドを追加する。なくてもとくに困らないが、あればちょっとうれしい、そんな立ち位置が実に“拡張機能”らしい。

「Web Standards Update」

「Web Standards Update」 「Web Standards Update」

 本拡張機能は、Microsoftの「Visual Web Developer」開発チームによって制作されたもの。自動補完機能“IntelliSense”を最新のHTML5/CSS3へ対応させることができる。「Visual Studio」でWeb開発を行うなら入れておきたいところ。

 なお、本拡張機能はMSI形式のインストーラーになっており、“Express”エディションでも利用することができる。

「Web Essentials」

「Web Essentials」 「Web Essentials」

 「Visual Studio」のHTML/CSS/JavaScriptエディター機能を強化する拡張機能。この拡張機能も、「Visual Studio」でWeb開発を行うなら入れておきたい。機能が非常に豊富で使いこなすには少し時間がかかるかもしれないが、どれも非常に便利。いちはやく「Visual Studio 2012」へ対応しているのも、今後のことを考えると頼もしい。

あると便利!一度は試したいお助けツール

 以下の3つの拡張機能は、「Visual Studio」のエディター機能を拡充する。開発対象や言語を問わず、幅広いユーザーに役立つだろう。

「VSColorOutput」 「VSColorOutput」

「Regex Editor」 「Regex Editor」

特定の開発に特化した拡張機能

 また、ある特定の開発言語や開発目的に特化した便利な拡張機能も多く用意されている。以下の3つの拡張機能は、そのなかのほんの一部だ。

「Xaml Styler」 「Xaml Styler」

「Python Tools for Visual Studio(PTVS)」 「Python Tools for Visual Studio(PTVS)」

「Xaml Styler」

 本拡張機能は、WPF/Silverlighで利用されるXMLベースのUI言語“XAML”で書かれたソースコードの整形を行う。XAMLはWindows 8でも必須の技術なので、まだ経験したことのないWindows開発者は早めに体験しておきたい。

「Notify Property Weaver」

 中間言語へコンパイルされたコードを分析し、ビルド時に“INotifyPropertyChanged”インターフェイスのコードを自動注入する。手間を省いて楽しくデータバインディングを実践したい。

「Python Tools for Visual Studio(PTVS)」

 本ソフトは厳密に言えば拡張機能ではないが、「Visual Studio」の機能を拡充するという意味では同等であるので含めた。Pythonを利用した開発を行えるようにするための支援ツールで、“CPython”や“IronPython”といった処理系に対応している。

GitHub/CodePlex連携、ソースコードを公開しよう!

 オンラインソフトの作者ならば、ブログなどで公開されているTIPSやソースコードのお世話になったことが一度はあるだろう。同じように、自分の書いたソースコードも、ほかの誰かにとって役に立つものかもしれない。もし支障がなければ、なるべくソースコードは公開するに越したことはないだろう。

 “GitHub”や“Gist”、“Codeplex”といったサービスを利用すれば、無償でソースコードを公開・共有することが可能。ソースコードのバージョン管理も行える上、なによりソースコードを紛失する心配がない。「Vistal Studio」の拡張機能には、こうしたサービスを利用するためのものも揃っているので、ぜひ活用したいものだ。

「Git Source Control Provider」 「Git Source Control Provider」

「GistSharpExtension」 「GistSharpExtension」

楽しんで使おう!

 「Visual Studio」の拡張機能は生産性の向上に寄与するものがほとんどだが、なかにはユーザーインターフェイスのデザイン変更やゲーミフィケーションといった、プログラミングにはあまり関係のないものもある。

 しかし、プログラミングは頭脳労働。自分のお気に入りの環境を整えたり、気分転換をしたりといったことも非常に大切なことだ。そういう点では、これらの拡張機能も広義の“生産性”向上に役立つものだと言えるのかもしれない。

「痛IDE」 「痛IDE」

「Visual Studio Achievements」 「Visual Studio Achievements」

(柳 英俊)