NEWS(11/12/01 16:01)

“HSPプログラムコンテスト2011”の審査結果が発表

総合最優秀賞はシリアスな3Dアクション「HEROIC DARK - ヒロイックダーク -」

“HSPプログラムコンテスト2011”の公式サイト“HSPプログラムコンテスト2011”の公式サイト

 HSPプログラムコンテスト2011 実行委員会は1日、毎年恒例となった“HSPプログラムコンテスト2011”の審査結果を発表した。同コンテストは、フリーのプログラミング言語「Hot Soup Processor」(以下、「HSP」)で作成したプログラムのコンテスト。9回目となる今年は、昨年を上回る300近い応募作品のなかから、81作品が入賞作品として選ばれた。

「HEROIC DARK - ヒロイックダーク -」「HEROIC DARK - ヒロイックダーク -」

 応募作品全体のなかで最も優秀な作品に贈られる“総合最優秀・ツェナワークス賞”には、VeLTiNA氏、26℃氏作の3Dアクションゲーム「HEROIC DARK - ヒロイックダーク -」が選ばれた。同作品は、大剣を携えたヒロインを操作し、地下にうごめくモンスターと戦いながら脱出路を目指すのが目的。“3Dダークアクションゲーム”というジャンルの通り、シリアスな世界観を演出した非常に完成度の高いゲームに仕上がっている。

 また、「HSP」の機能をすべて活用できる“一般作品部門”の優秀賞には、丸中直幸氏、Maruchu氏作の2Dアクションゲーム『2D自由切断アクション 「七人のハナコさん」』が選ばれた。同作品は、「HSP」に同梱されている物理エンジン“OBAQ”を利用した作品を対象とする“物理エンジンOBAQ賞”も受賞している。「HSPTVブラウザ」上で動作させるといった制限がある“HSPTV部門”の優秀賞には、も氏作の「おとっス!」が選ばれている。

 さらに、Windows上で開発したスクリプトをAndroidやiPhone/iPadといった別のOS上で動作させるための新しいランタイム“HSP3Dish”を利用した作品を対象とする“HSPDish賞”には、Arue氏作の防衛ゲーム「TOUCH DE DEFENCE 陽だまりの要塞」が選ばれた。同氏によると、本作は“App Store”での公開を考えているとのこと。そのほか“(株)Impress Watch・窓の杜賞”には、「メモ帳の天才」「Radial Slider Petit」「みにみに団体戦」が選ばれている。

 これらの受賞作品を含むコンテストの応募作品は、“HSPプログラムコンテスト2011”の公式サイトからダウンロードできる。気になる作品を見つけたらぜひプレイしてみよう。

(加藤 達也)