Princess Saviour

    • Princess Saviour

      Princess Saviour

      v1.13(13/05/07)
    • ユニークなシステムを多数搭載した長編RPG

      フリーソフト
      対応OS :
      Windows 2000/XP/Vista/7

 外界から隔絶された“封王森国フェルアルナ”を舞台に、青年マリスとその仲間達の戦いを描く長編RPG。2D見下ろし型のフィールドにコマンド選択型のバトルと基本構成はオーソドックスだが、ユニークなシステムを多数搭載し、戦略性の高い戦闘やキャラクターカスタマイズを楽しめる。一方で、不要なザコ戦や回復アイテムの調達など、作業になりがちな部分を省略できるシステムを備えているのが特長。

 戦闘はコマンド選択型で、敵・味方ともに行動順が入り交じって一覧表示されるCTB方式。行動順はすばやさを表すステータスである“反応”に依存し、反応が高ければそれだけ行動機会が増える。本作の戦闘における最も重要で独特な要素が、“AFF”と呼ばれる魔力障壁の存在。AFFは敵・味方ともに使用するバリアのようなもので、攻撃を受けたときに自動発動し、HPへのダメージを大きく軽減する。バリアの残量は“MP”で示され、AFFが発動するたびに減っていく。

 本作のスキルは一部のキャラクター固有スキルを除いてパーティ共通で習得し、任意のスキルを好きなキャラクターにセットできる。また防具の概念はなく、武器によって攻撃力だけでなく、防御力や魔力、抵抗、反応と全ステータスが変化する。

 ゲームの進行は、基本的にはストーリーの進行に応じて新たなダンジョンが現れ、これを攻略していくというもの。エンカウント方式にはシンボルエンカウントを採用しているが、“エンカウントキャンセル”というシステムがあり、これをONにすると敵シンボルが半透明になって触れても戦闘が発生しなくなる。ザコ戦を避けてダンジョンの奥まで進むことができるなど、煩雑になりがちな要素は大胆に省略されている点も本作の特長だ。

 システムだけなくシナリオにも力が入っており、長尺かつ密度の高いイベントシーンも見どころ。全体を貫くストーリーは重厚だが、会話には適度なユーモアが散りばめられており、ときには突然のネタ的展開に噴き出してしまうことも。フリーのRPGとしては長編の部類に入るが、ひとつひとつのダンジョンは短めで、物語がテンポよく展開していくので飽きずに進められるだろう。

作者名
あなす(稲穂スタジオ) 氏 、 スバルイチ 氏  
公式サイト
稲穂スタジオ
http://www.inahostudio.x0.com/
夕陽のワンニャン(イラスト担当:スバルイチ氏のWebサイト)
http://zonri.zouri.jp/