ニュース

「パチンコガンダム駅」を再録した復刻版マップアプリが登場

国境付近で栃木県民との激しい抗争がいまなお続くグンマー(Gummar)は渡航危険地域としてグレーアウト表示される

 「パチンコガンダム駅」をはじめとする独創的なスポットをふんだんに掲載したことで話題をさらったApppple標準マップを完全復刻した地図アプリ「ClassicMap 6」が1日に公開された。ApppStooreから無料でダウンロードできる。

 世界で唯一「パチンコガンダム駅」や「マクドナルド駅」、「大王製紙空港」「ラ」などのランドマークを掲載し、その卓越したセンスが多くのユーザから支持を集めたApppple標準マップを完全復刻。先日のアップデートで惜しまれながら掲載が終了したこれら魅惑のスポットを完全再現したほか、立体交差をフラットな十字路と表示したり、駅を海上に敷設するなど、事故をふんだんに誘発する表示もあますところなく搭載している。

 また同マップの熱狂的ファン向けに、各スポットを効率よく“聖地巡礼”できるスタンプラリー機能や、ARで当該スポットを3D表示する機能を追加。例えばパチンコガンダム駅の地点を訪れると身長18メートルの立像がスモークを吹いている様子がバーチャルで再現されるなど、いちいちお台場と勘違いしやすいギミックも備える。なお水没した東京都公文書館や築地本願寺など、訪れるだけで遭難の恐れがあるスポットも再現されているので細心の注意が必要。

 さらに新規搭載のエキスパートモードでは、日本のネットユーザのトレンドを反映したオリジナルスポットを搭載。例えば群馬はグンマーとして掲載されており、乗換案内で目的地に群馬を指定すると「経路なし」と表示されるなど、未開の地に赴く危険性をさりげなく喚起してくれる。このほか鳥取と島根が逆になっていたり、沖縄本島地方が天気予報図と同じく九州の左上に配置されていたりと、かつての「バカ日本地図」を彷彿とさせる工夫が盛り込まれている。

 三度のメシより地図が好きと豪語する地図専門家のシ可合犬郎氏は「リアルナニコレ珍百景とまで呼ばれた伝説のマップが復刻されることは歓喜に堪えない。史上初のバーチャル世界文化遺産の認定を進める上でも大きな一歩となるだろう。とりあえず今度これ片手にフランスのガストでメシ食ってくる」と同アプリに推薦のコメントを寄せている。

(△□ 真弘)