特別企画

多機能Twitterクライアント「Janetter」を使いこなそう!

より便利に使うためのアドバイスを添えて特徴的な機能や仕組みを紹介

 「Janetter」は、“2ちゃんねる”専用ブラウザー「Jane Style」の開発元として知られる(株)ジェーンが公開している多機能なTwitterクライアント。本企画では「Janetter」が備える特徴的な機能や仕組みを、より便利に使いこなすためのワンポイントアドバイスを添えて紹介していく。

マルチカラム・シングルカラムの両方に対応するユーザーインターフェイス

マルチカラム マルチカラム

シングルカラム シングルカラム

 「Janetter」のユーザーインターフェイスは、マルチカラム・シングルカラムの両方に対応しており、ウィンドウの横幅によって一度に表示されるカラムの数が変化する仕組み。また、画面右上にある[表示モード切替]ボタンで、マルチカラムとシングルカラムを瞬時に切り替え可能。

 画面上側にあるアイコンをクリックしてホームや返信、DM、リスト、検索結果といったカラムを追加すると、画面下側のタブが増えていく。ウィンドウサイズが狭く全カラムが画面に入りきらない場合は、選択したタブとその右側にあるタブがカラムの数だけ表示される仕組み。タブをドラッグして並び替えることで、同時に表示するカラムの種類や並び順を指定できる。

 また、表示するカラムは、[Ctrl]+[Shift]+[←]または[→]キーで切り替え可能。大量にタブを開いている場合に、すべてのカラムをすばやくチェックできて便利だ。

【カスタマイズ】

 ウィンドウの横幅を広くしてもカラムの数を増やしたくないという場合は、表示するカラムの最大数を調節しよう。カラムを表示する最大数は、設定画面の[詳細設定]タブにある“タイムライン”項目の“最大タイムライン表示数”で調節できる。

表示するカラムの最大数を調節できる 表示するカラムの最大数を調節できる

標準で16種類のテーマを同梱、好みに合わせて着せ替えよう

 「Janetter」には標準で16種類のテーマが同梱されている。シンプルなデザインのテーマや、ツイートをフキダシで表示する可愛らしいデザインのテーマなどが含まれているので、好みに合わせて着せ替えよう。また、ウィンドウの背景にJPEG/PNG形式の画像ファイルを設定して、簡単にオリジナルのデザインを作ることも可能だ。

【ワンポイント】

 一度に多くのツイートを表示したい場合は、フキダシを使わないシンプルなテーマの“Simple White”や“Simple Black”がオススメ。“Simple”シリーズのテーマはツイートにクライアント名が表示されない通常のものに加えて、クライアント名を表示する“Simple White2”と“Simple Black2”が用意されているので、好みに合わせて使い分けよう。

“Simple White” “Simple White”

“Simple White2” “Simple White2”

【カスタマイズ】

 「Janetter」のテーマはHTMLやCSS、JavaScriptなどで構成されているので、これらの知識があればオリジナルのテーマを自作することが可能。1からテーマを自作するのはハードルが高いという人でも、既存のテーマを編集することで、ちょっとしたカスタマイズを施すことができる。たとえばテーマの情報が記述された“setting.xml”の“TimeLineWidth”の値を編集すれば、カラムの最小幅を調節して同時に表示するタイムラインの数を増やし、一覧性を向上させるといったカスタマイズが可能だ。

カラムの最小幅を調節した例 カラムの最小幅を調節した例

“ミュート”機能で特定ユーザーのツイートを一時的に遮断

“ミュート”機能 “ミュート”機能

 フォローしているユーザーがテレビ番組の実況などを始めると、タイムラインが同じユーザーの発言で埋め尽くされてしまうことがある。“ミュート”機能を利用すれば、特定ユーザーをフォロー解除することなくツイートを一時的に非表示にできる。

 “ミュート”機能は、ユーザーアイコンの右クリックメニューから設定でき、非表示にする期間は30分、1時間、3時間、1日、1週間、ずっとから選択可能。非表示の解除は設定画面の[ミュート]タブで行える。

“NGワード”“NGアプリ”機能で特定のツイートを非表示に

“NGワード”機能 “NGワード”機能

 ツイートの文字列を範囲選択して、右クリックメニューの[NGワードに追加]項目を選択すると、その文字列を含むツイートを恒久的に非表示にできる。また、設定画面の[NGワード]タブから正規表現を利用した柔軟なNGワードを設定することも可能。

 さらに、各ツイートのクライアント名の右クリックメニューから、そのクライアントを“NGアプリ”として設定し、同じクライアントからのツイートを非表示にすることもできる。たとえば、ツールを利用した自動ツイートなどを非表示にしたい場合などに利用しよう。“NGワード”や“NGアプリ”の解除は、[NGワード]タブで行える。

タイムライン上で会話のつながりを確認できる

会話のつながりを表示 会話のつながりを表示

 「Janetter」では、タイムライン上で返信ツイートの下に自動で返信元のツイートがつなげて表示され、会話のつながりを把握しやすくなっている。標準では直接の返信元ツイートのみが表示され、返信元のツイートの右下にある▼ボタンを押すことでさらにさかのぼって会話のつながりを表示できる。

【カスタマイズ】

 TwitterのAPIをすぐに使い果たしてしまうという場合は、設定画面の[詳細設定]タブにある“タイムライン”項目で、“会話内容を自動で表示する”をOFFにすると改善する場合がある。この設定では会話のつながりが自動では表示されないものの、▼ボタンを押すことで個別に表示することが可能だ。

タイムライン上の操作

ツイートの下側に翻訳結果を表示 ツイートの下側に翻訳結果を表示

 タイムライン上の各ツイートにマウスカーソルを合わせると、4つのアイコンが表示され、返信やリツイートのほか、そのツイートをお気に入りに追加したり、Googleのエンジンを使って外国語のツイートを日本語に翻訳することが可能。翻訳機能は英語以外のツイートにも利用でき、ツイートの下側に翻訳結果が表示される。

 また、位置情報が埋め込められているツイートにはピンの形をしたアイコンが付加され、クリックすれば別ウィンドウで“Google マップ”を利用した地図を表示できる。そのほか、ツイートに含まれる短縮URLにマウスカーソルを合わせれば、元のURLをウィンドウの左下に表示されるポップアップで確認できる。

【ワンポイント】

 [Ctrl]キーを押しながらテキストを範囲選択すると、翻訳結果をフキダシで表示可能。ツイートに含まれる単語の意味が分からないときなどにさっと翻訳できて便利。

【カスタマイズ】

新しいツイートをカラムの下側へ表示 新しいツイートをカラムの下側へ表示

 カラム上では通常、新しいツイートが上側に追加されていくが、設定画面の[基本設定]タブにある“新しいツイートを下に表示する”チェックボックスをONにすれば、新しいツイートをカラムの下側へ表示することが可能。上から下へスクロールするほうが時系列に沿って読み進めやすいため、とくにすべてのツイートを読みたいという人は、一度試して見るとよいだろう。また、この設定を利用する場合は、同じく[基本設定]タブで“ツイート欄を下方に表示する”チェックボックスをONにし、ツイートの入力欄を画面下側へ表示するのもオススメだ。

未読ツイートの管理

 各タイムラインのタイトル部分には、そのタイムラインの未読ツイート数が表示される。たとえば外出中にスマートフォンでツイートを閲覧したため、あらためて「Janetter」でツイートを確認する必要がないという場合は、未読数をリセットしてしまおう。未読数をリセットするには、各タイムラインのタイトル部分にマウスカーソルを合わせた際に表示されるチェックボックスの形をしたアイコンをクリックするか、タイムライン上の右クリックメニューから[すべて既読にする]項目を選択すればよい。

ツイートに含まれる写真をサムネイル表示

“イメージビューア”で写真を表示 “イメージビューア”で写真を表示

 ツイートに写真のURLが含まれる場合、タイムライン上に写真のサムネイルを表示できる。サムネイルの表示は“Twitpic”や“yfrog”など数多くの画像共有サービスに対応するほか、“YouTube”や“ニコニコ動画”といった動画共有サービスにも対応している。

 写真のサムネイルをクリックすると、独自の“イメージビューア”を別ウィンドウで開いて写真を拡大表示できる。イメージビューアでは、写真を回転させたりフルスクリーンで表示できるほか、Webブラウザーで元のWebページを開くことが可能。さらに右クリックメニューから画像を保存するなどの操作が行える。

【カスタマイズ】

 設定画面の[詳細設定]タブにある“タイムライン”項目の“サムネイル表示”では、写真のサムネイルを表示する際の挙動を、サムネイルを常に表示する“自動”、写真のURLにマウスカーソルを合わせた場合のみ表示する“URLマウスオーバー時のみ”、サムネイルを表示させない“非表示”の3パターンから選択できる。たとえば、気になるツイートとともに投稿された写真だけを表示したいという場合には、“URLマウスオーバー時のみ”を利用してみるとよいだろう。

自分やほかのユーザーのプロフィールを表示

 ユーザーアイコンやツイートに含まれるユーザー名をクリックするとプロフィール画面が表示され、そのユーザーのツイートやリツイート、お気に入りのほか、フォローしている・されているユーザーなどを確認可能。

 また、自分がそのユーザーにフォローされているか・しているかを画面右上のアイコンで確認できるほか、そのユーザーをフォローしたり、フォローを解除するといった操作も行える。

【ワンポイント】

 自分のプロフィール画面の[RT]タブでは、リツイートされた自分のツイートなどを確認可能。

プロフィール画面 プロフィール画面

リツイートされた自分のツイートなどを確認 リツイートされた自分のツイートなどを確認

マルチアカウントに対応

ツイートするアカウントを切り替え ツイートするアカウントを切り替え

 「Janetter」はマルチアカウントに対応しており、あらかじめ設定画面の[アカウント]タブで複数のアカウントを登録しておけば、複数アカウントのホームや返信を同時に表示できる。また、ツイート欄のアイコンをクリックすれば、ツイートするアカウントを切り替え可能。

 また、タイムライン上の各ツイートから公式リツイートを行う際もアカウントを選択することが可能。さらに、ユーザーアイコンの右クリックメニューなどからそのユーザーをTwitterの“リスト”へ追加する際も、すべてのアカウントから追加するリストを選択できる。

【ワンポイント】

フォローする際に自分のアカウントを切り替え可能 フォローする際に自分のアカウントを切り替え可能

 プロフィール画面からそのユーザーをフォローする際は、画面左上にあるアイコンで自分のアカウントを切り替えることが可能。たとえばAというアカウントのタイムラインに表示されているユーザーをBというアカウントからフォローするといった操作が行える。

【カスタマイズ】

ツイートする際にアカウントの切り替えミスを防げる ツイートする際にアカウントの切り替えミスを防げる

 マルチアカウントで運用していてツイートする際のアカウントを間違えそうな場合は、設定画面の[詳細設定]タブにある“ツイート”項目の“ツイート時に確認する”をONにしておこう。ツイート時に“madonomoriからツイートしますか?”といったポップアップが表示されるため、アカウントの切り替えミスを防げる。

ツイートを投稿する

 ツイートの入力欄では、“@”や“#”を入力することで、過去に入力したユーザー名やハッシュタグをポップアップから選択して入力できる。また、入力欄に写真をドラッグ&ドロップすれば、“Twitpic”や“yfrog”などのサービスを利用して写真を投稿できる。さらに、入力欄の左下にあるアイコンをクリックすれば、入力したURLを“bit.ly”や“goo.gl”などのサービスを利用して短縮可能。

ユーザー名やハッシュタグの入力を支援 ユーザー名やハッシュタグの入力を支援

入力欄に写真をドラッグ&ドロップして追加できる 入力欄に写真をドラッグ&ドロップして追加できる

 そのほか、[Ctrl]+[S]キーを押すことで、書きかけのツイートを下書きとして保存しておく機能を備える。下書きは入力欄左下にあるフロッピーの形をしたアイコンから呼び出せる。

ポップアップやサウンドでツイートを通知

“一覧” “一覧”

“詳細” “詳細”

 「Janetter」では、新着ツイートをポップアップやサウンドの再生で通知できる。ポップアップは、ツイートが来たタイムラインと件数のみを通知する“一覧”とツイートの内容を表示する“詳細”の2種類が用意されている。

 通知機能のON/OFFや、どの通知方法を利用するかはタイムラインごとに設定可能。たとえば、頻繁にツイートが来るホームは通知機能をOFFにしておき、すぐに確認したい返信は“詳細”かつサウンドを鳴らすなど、好みに合わせて設定しよう。

 “詳細”では、一度に複数のツイートを受信した場合、1つのポップアップがスライド表示して複数のツイートの内容を表示する仕組みとなっている。また、“詳細”のポップアップにマウスカーソルを合わせるとタイムライン上と同じようにアイコンが表示され、そのツイートに返信したり、お気に入りに登録するなどの操作が可能。

【カスタマイズ】

 通知機能に関するカスタマイズは、設定画面の[通知]タブで行える。たとえば、ポップアップを表示する位置をデスクトップ上の四隅から選択したり、ポップアップを表示しておく時間などを設定可能。ここで“すべての詳細を見るまで閉じない”にチェックを入れておくと、一度に複数のツイートを受信した際に、“詳細”のポップアップがすべてスライドするまで消えなくなる。

検索タイムラインを利用する

 画面上側にある虫眼鏡のアイコンをクリックして開く検索欄へキーワードを入力したり、タイムライン上の文字列を範囲選択して右クリックメニューから[Twitter検索]項目を選択することで、検索結果を表示するカラムを作成できる。また、ツイートに含まれるハッシュタグをクリックすると、そのハッシュタグの検索結果を新規カラムとして追加することが可能。

【ワンポイント】

ラジオボタンなどを使って検索条件を手軽に追加 ラジオボタンなどを使って検索条件を手軽に追加

 検索欄では、検索キーワードへ特定の文字列を付加することで、検索条件を追加できる“検索コマンド”機能が用意されている。たとえば、“f:madonomori”のようにユーザー名の前に“f:”を付加すると、そのユーザーの発言のみをタイムラインへ表示することが可能。また、検索欄の下にある“more...”をクリックして開く詳細検索画面を利用すれば、ラジオボタンやリストボックスを使って手軽に検索条件を追加することが可能だ。

できる限りすべてのツイートを読むための仕組み

波線をクリックして未取得のツイートを取得 波線をクリックして未取得のツイートを取得

 しばらく間隔を空けてから「Janetter」を起動すると、タイムライン上に波線が表示されることがある。この波線は、前回「Janetter」で取得したツイートと、今回「Janetter」を起動して新たに取得したツイートの間に未取得のツイートがある場合に表示され、クリックすれば未取得のツイートを取得できる。

【カスタマイズ】

 未取得のツイートを取得する数は、[詳細設定]タブの“ギャップ最大取得数”で設定できる。フォローしているユーザーのツイートをすべて読みたいという人は、“ギャップ最大取得数”を“できるだけ取得する”にしておくとよいだろう。

【ワンポイント】

 「Janetter」では、初回起動時にTwitterの利用スタイルを3パターンから選択できる。これは、主に上記のような未取得のツイートに関する設定をユーザーの傾向に合わせて一括して行えるようになっている。

おわりに

 「Janetter」の公式Twitterアカウントによると、現在ソースを全面的に書き直してv2を開発中とのこと。v2では軽量化や安定化のほか、Twitterの“User Streams”APIへの対応を目指しているという。すでに高いポテンシャルを備えている本ソフトだけに、公開が楽しみだ。

(加藤 達也)