特集

編集部員のお気に入りTwitterクライアント

窓の杜編集部員が普段常用しているクライアントをその活用方法とともに紹介

(10/05/20)

“Twitter” “Twitter”

 近頃すっかり定番Webサービスの地位を確立した“Twitter”。140文字の短い文章を投稿する手軽さと、人によってさまざまな活用ができる自由度が人気の秘密だ。そのユーザー数の多さと自由度の高さから多種多様な専用クライアントが公開されており、窓の杜でも多くのクライアントソフトを紹介してきた。

 窓の杜編集部でも、公式アカウント(@madonomori)を運用しているほか、ほとんどの編集部員が個人的にもTwitterを利用している。本特集では編集部員が個人的に常用しているTwitterクライアントをその活用方法とともに紹介したい。なお、編集部員がTwitterをどれくらい利用しているかを表すため“フォローしている数”と“1日の平均ツイート数”を併記した。記事本文とともにTwitterクライアントを選ぶ際の助けになれば幸いだ。

こなれたUIと振り分け機能で効率的にタイムラインを読める「Twit」

フォローしている数:138
1日の平均ツイート数:4.5

「Twit」v3.85 「Twit」v3.85

 筆者がTwitterでフォローしている人は、遊び友達や有名人、ニュースサイトの公式アカウントなどさまざまで、それぞれ読みたいタイミングや重要度が異なる。たとえば、友達が今何をして、何を思っているかは常にリアルタイムで見ていたいし、有名人の発言は気になったときにまとめて見たい。

 「Twit」はフォローしている人を振り分け、気軽にタブを切り替えて表示できるため、目的別にすばやくタイムラインを確認できるのがうれしい。また、未読・既読をアイコンで確認できるので、見逃したくない友人の発言を確実に読める。

 さらに、ほとんどの操作をショートカットキーで行えるためすばやい操作が可能で、“今”を切り取るTwitterのリアルタイム性にマッチしている。また、リプライは[Ctrl]+[T]キー、ツイートを引用する際は[Ctrl]+[Alt]+[E]キー、公式リツイートは[Ctrl]+[Alt]+[W]キーと、よく使う機能は左手だけで押せる組み合わせなのもうれしい。

 Twitterと「Twit」を使い始めて3年。「Twit」のUI=TwitterのUIとなってしまった筆者には、もはやほかのクライアントソフトへ移行することが難しくなってきている。

【著作権者】
CHEEBOW 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.85(10/05/11)

(長谷川 正太郎)

クライアントだけですべてを完結させる「Saezuri」

フォローしている数:118
1日の平均ツイート数:8.6

「Saezuri」v0.2.0 「Saezuri」v0.2.0

 筆者には、たとえば2ちゃんねるを見るときは「Jane Style」を使うというように、ひとつのサービスはひとつのソフトだけで完結させたいという傾向がある。「Saezuri」ならタイムラインの閲覧やツイートの投稿はもちろん、フォロワーの管理や画像の投稿などもクライアント上から行えて便利だ。

 また筆者は、フォローしているユーザーの発言をすべて読むのではなく、作業の合間などにふとタイムラインを眺めることが多い。そのため、タイムラインをいつでも見られるように、常にクライアントをセカンダリモニターへ表示している。

 常に表示しておくタイプのソフトは、やはり見た目にもこだわりたいもの。「Saezuri」は、ユーザーのアイコンからフキダシでツイートが表示されるデザインがかわいいのはもちろん、発言が誰のものなのかが一目でわかりやすい。また見た目だけでなく、たとえばアイコンをクリックすると、そのユーザーのプロフィールを閲覧できるなど、それぞれの操作が直感的でわかりやすいところも気に入っている。

 筆者はもともと日常的にブログを綴っていたが、「Saezuri」で常時Twitterを更新するようになると、今まで何段落も使って長々とブログに書いていた内容は、3行どころかすべて140文字で事足りることに気づかされてしまった。これ以降、筆者のブログの更新頻度は激減の一途をたどっている。

【著作権者】
Yusuke Narita 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.2.0

(加藤 達也)

情報の一覧性に優れ、用途に応じたレイアウトが可能な「sobees」

フォローしている数:394
1日の平均ツイート数:48.6

「sobees」Beta 0.8.2.1 「sobees」Beta 0.8.2.1

 筆者が普段利用しているTwitterクライアントは「sobees」。筆者の場合は会社も自宅もマルチモニターPCを利用しているので、サブモニターへ本ソフトを丸ごと割り当てて利用している。

 ユーザーインターフェイスは“マルチタイムライン”型。複数のタイムラインを並べて表示できるタイプだ。同種のソフトとしては「Seesmic for Windows」「TweetDeck」などが挙げられるが、このタイプのソフトの特長はなんといっても情報の一覧性に優れ、情報収集にはもってこいな点だろう。

 なかでも「sobees」は柔軟にタイムラインをレイアウトできるのが便利。たとえば筆者の場合、会社では窓の杜のアカウントと個人のアカウントの2つを同時に扱えること、リプライなどで得られる記事への反響やフィードバックを表示できることなどが重要となるが、自宅ではフォロワーと会話を楽しむ、流れの遅いリアル友人のアカウントを集約したリストを表示するといった用途が中心になる。「sobees」ならば、そのような用途の違いに対応できる。

会社PCで利用する場合のレイアウト(概念図) 会社PCで利用する場合のレイアウト(概念図)

自宅PCで利用する場合のレイアウト(概念図) 自宅PCで利用する場合のレイアウト(概念図)

 また、Twitterの検索機能が利用できることも重要。会社では、記事へのフィードバックを得たり、記事のネタを収集するのに欠かせない。一方プライベートでは、ハッシュタグを追いかける用途が多い。たとえば、“MotoGP”や“スーパーバイク(SBK)”などのバイクレースのある週末は、“motogp”“sbk”タグを閲覧しながらTV観戦している。そのほか、気になるトピックを検索しておいて、情報のソースを調べたり、その後の行方をウォッチするのも大事。根がミーハーなので、変な噂に引っかからないように注意している。

「MiniTwitter」v1.11 「MiniTwitter」v1.11

 しかし、ノートPCで利用するには「sobees」はちょっと大げさ過ぎる。代わりにモバイル環境では「MiniTwitter」を利用中。コンパクトな“シングルタイムライン”型で、新着ツイートの通知ウィンドウが見やすく、その上通知ウィンドウから直接リプライやお気に入り登録などができるのが特長だ。

 画面の狭いノートPCでは、機能を多く備えていることよりも、ほかの作業中でもタイムラインの流れを把握しやすいこと、リプライやリツイート、お気に入り登録などの基本的な操作を手軽に行えることを優先している。また、キーカスタマイズ機能を備えているのも、キーボード操作の比重が高いノートPCではありがたい。

「sobees」

【著作権者】
deskNET SA
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Beta 0.8.2.1(10/05/12)

「MiniTwitter」

【著作権者】
しばやん 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.11(10/02/21)

(柳 英俊)

専用ソフトを使わず小数のユーザーを確実に追いかけたいなら「Read All Tweets」

フォローしている数 36人
1日平均ツイート 32.1回

「Firefox」で「Read All Tweets」と「bit.ly preview」を利用 「Firefox」で「Read All Tweets」と「bit.ly preview」を利用

 筆者の場合Twitterの個人アカウントは主に友人・知人の近況チェックに利用しているため、フォローしている人の数は少ないし、常時タイムラインを見ているわけではない。その代わり、いざ見るときは前回チェック時からの差分を確実に、漏らさず見たいという欲求がある。

 そこで筆者は、専用クライアントではなくTwitterのWebインターフェイスを改造する「Firefox」用の拡張機能「Read All Tweets」を常用している。本拡張機能をインストールすると、Twitterのホームタイムラインを表示する際に、“前回チェック時以降の新規発言”を“古い発言を上にして”表示してくれる。新規発言については“もっと読む”のリンク先も自動的に展開されるので、スペースキーを押すだけで新規発言すべてを手軽に読み進めることが可能。原理上、APIで発言を取得するクライアントではまれに起こりうるツイートの取得漏れが発生しない点もひそかにポイントだ。

 そのほか、自分がフォローしていない人からの返信をホームタイムライン上に表示する機能も便利。専用クライアントを使っていれば当然通知される内容だが、標準のWebインターフェイスでは自分でリンクをクリックしないと表示されないので、以前は返信に気付くのが数日後で今更反応のしようがない……という事態に陥ることがあった。また、DMの到着を通知する機能もある。メールで通知できるとはいえ、やはりTwitterに関する操作はTwitterのWeb上で完結できるとありがたい。

 また「Firefox」でTwitterを利用するなら、“bit.ly”公式の拡張機能「bit.ly preview」もお勧めしたい。Twitter上などにある短縮URLをマウスオーバーすると実URLをポップアップ表示可能で、“bit.ly”“j.mp”はもちろん“TinyURL”にも対応している。さらに、“Twitpic”へのリンクのマウスオーバーでサムネイル画像を表示したり、ツイート下部の“○○宛”リンクのマウスオーバーで返信元の発言を表示したりと、名前に似合わずTwitterの利用をさまざまな形でサポートしてくれる。

「Read All Tweets」

【著作権者】
masahal 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.4.5.1(10/05/14)

「bit.ly preview」

【著作権者】
Jay Ridgeway 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.272(10/01/07)

(中村 友次郎)