週末ゲーム

第625回

コンボと切り返しの応酬が楽しい2D格闘ゲーム「カラーズパーティー〜LOST IN EATER〜」

色彩格闘エンターテイメント集団が熱い戦いを繰り広げる!

 『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームの中から、編集部がピックアップした作品を毎週紹介していく。今回は、お手軽に決められるコンボと、そのコンボを切り返す技の応酬が楽しい2D格闘ゲーム「カラーズパーティー〜LOST IN EATER〜」を紹介しよう。

色を破壊されるという事件の真相を追うストーリー

適当なボタン連打でもコンボが繋がりやすいのが楽しい
色を操る14人キャラクター達

 「カラーズパーティー〜LOST IN EATER〜」は、それぞれの持つ“色”が個性となるキャラクター達が1vs1で対戦を繰り広げて行く2D格闘ゲーム。ボタンを押していくだけで簡単にコンボが可能、その一方でダメージキャンセルなどコンボに対抗するためのシステムも豊富と、格闘ゲームの駆け引きを存分に楽しめるのが大きな魅力となっている。

 舞台となるのは“ラヴァーズランド”という楽園島。そこで色を操る戦いを繰り広げる公演を披露し、人々を楽しませている色彩格闘エンターテイメント集団“カラーズ”がゲームの主人公だ。物語は『カラーズの公演を見た者は自分の色を破壊され無個性になる』という噂が広がり、その真相を探るべくカラーズのメンバーが動き出すところからスタートする。

 プレイヤーが選べるキャラクターは全部で14人。黄色を持ち色にした“イエロー”、水色を持ち色にした“スカイ”、緑色を持ち色にした“リーン”などがおり、それぞれの色を使った必殺技などの攻撃を繰り出す。さらに“カラーズスキル”と呼ばれる、多段ジャンプ、空中ダッシュ、威力の高い超必殺技などキャラクターごとに異なるスキルが備わっているのに加え、さまざまな技を繰り出せるアシストキャラクターも存在と、実に多彩な戦い方を楽しめるようになっている。

基本は1対1だが、それぞれ戦いをアシストするキャラが付く
噂の真相を探るストーリーも興味深い

個性あふれるキャラクターたちの固有アクションに注目

 操作はダッシュに二段ジャンプ、ガード、受け身、投げ、投げ抜けなど対戦格闘ゲームとしてオーソドックスなものは一通り揃っており、攻撃は弱・強・アシストの3種類。特徴は弱・強攻撃の同時押しで各キャラクター固有のアクションを繰り出せることだ。固有アクションは連続攻撃だったり、相手の攻撃を弾いたり、相手の攻撃に対してカウンターで返すなどさまざま。これも戦いの幅を広げてくれる一要素となっている。

超必殺技の発動時の派手な演出も見所

 本作の画面には、体力ゲージのほかに2つのゲージが存在する。1つは体力ゲージの下にある水色のガードゲージ。これは相手の攻撃をガードすると減少し、ゼロになると体が一定時間硬直するガードブレイクが発生する。なお、ガードゲージは一定時間ガードしないと自動的に回復する仕組みだ。そして重要となるのが画面下にある赤いカラーズゲージ。超必殺技の発動や一部の特殊操作を行うのに必要と、攻防の両面で使用する。このゲージは、相手に攻撃を当てたりガードさせたり、逆に相手の攻撃を受けたりガードすると増えていく。

特殊ボタンでコンボを切り抜けろ

カラーズシールドは超必殺技もノーダメージで防げる

 相手との駆け引きで重要になるのが特殊ボタンの存在だ。相手方向の移動ボタンと特殊ボタンで“前転”、下方向と特殊ボタンでちょっとだけジャンプする“クイックジャンプ”と、行動のバリエーションを増やせる。さらに、相手と逆方向の移動ボタンと特殊ボタンで前面に“カラーズシールド”を展開する。

 このシールドは、上段、中段、下段すべての攻撃をガードゲージを消費せずにガードし、さらに後方へ体がズレるノックバックが大きくなり間合いが広くなる。加えて、攻撃をガードした際に発生するわずかなダメージ、いわゆる削りダメージも発生しないため、超必殺技もノーダメージで切り抜けられるのが大きな強み。ただし、使用するとカラーズゲージが減少するほか、投げ技やガード不能技は防げないので気を付けたい。

 また特殊ボタンでは、やられている状態で移動ボタンなどを押さず、特殊ボタンだけを押すと“ダメージキャンセル”を発動できる。これはカラーズゲージを50%も消費するものの、やられている状態をキャンセルする上、衝撃波で相手を吹き飛ばすこともでき、コンボ攻撃を抜け出すのにうってつけの手段だ。

 同じくカラーズゲージを50%消費する技として“ホープキャンセル”がある。これは、攻撃のモーションをキャンセルして即座に次の行動を可能にするというもので、攻撃がヒットまたはガードされた瞬間に特殊ボタンを押すと発動する。攻撃がガードされたときのスキを消したり、より強力な技のコンボに発展させたい場合に便利。ただし、ほとんどの飛び道具はキャンセルできないので注意が必要だ。

 また、一部のキャラクターは必殺技を当てた後、カラーズゲージを25%消費してさらに別の必殺技に繋げるEX技や、カラーズゲージを100%消費して繰り出すMAX超必殺技を持っている。ちなみに通常の必殺技はカラーズゲージを消費しないが、超必殺技はカラーズゲージを50%消費。強力な技は連発はできないようになっている。

高難易度のチャレンジモードやボス戦モードも用意

いきなりラスボスと戦える“VSラメンティア”
コンティニュー不可で連戦と、腕試しにもってこいの“チャレンジモード”

 主なゲームモードは2ラウンド先取での勝利を目指しながら、各キャラクターのストーリーも楽しめる“ストーリーモード”、いきなりラスボスと戦える“VSラメンティア”、コンティニュー不可で最高難易度のCPUと全10ステージを戦う“チャレンジモード”。そのほか、2人対戦を楽しめる“VERSUS MODE”も用意されている。なお、VERSUS MODEではステージを“training”に設定することで、体力ゲージやカラーズゲージが自然回復するトレーニングモードに変更され、技などの練習が行える。

 このゲーム最大の魅力は、必殺技の派手なエフェクトなどに加え、弱・弱・弱・強・強という順にボタンを押すだけでとりあえずコンボが繋がる気持ちよさにある。通常攻撃から必殺技に繋げるのも簡単で、ある程度適当なボタン連打でも連続攻撃の快感を味わえるのが本作のいいところ。その一方で、慣れてくればダメージキャンセルでコンボを防いだり、ホープキャンセルを活用してダメージの大きいコンボに繋げたりと、高度な技の応酬も楽しめる。

 ストーリーモードの終盤やチャレンジモードでは、コンボへと繋げるため小技で牽制したり間合いを取ったりと緊張感のある戦いになるため、格闘ゲームに慣れている人も満足できる内容だ。超必殺技の発動時には画面暗転の演出が入るので、それをすばやく察知しカラーズシールドを発動してガード、ダメージゼロで切り抜けて反撃……といった動作が決まるとなかなか気持ちいい。

 14人とプレイできるキャラクターの数が多く、それぞれアシストキャラクターがいて、さらに固有のアクションを持つなど戦い方のバリエーションも豊富だ。それぞれどんなコンボを決めることができるか試したくなる魅力がある。遊び込むほど楽しくなってくる、2D格闘ゲーム好きや興味がある人にお勧めの作品だ。

ソフトウェア情報

「カラーズパーティー〜LOST IN EATER〜」
【著作権者】
rusyun×夢幻台
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1/10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
#5(15/06/13)

(芹澤 正芳)