週末ゲーム

変身ヒーローアクションRPG「コネクトネイバー」

小学生が変身!熱い熱いヒーロー物語にどっぷりと浸かれ!

(12/06/22)

タイトル画面

 『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、編集部がピックアップした作品を毎週紹介していく。今回は、変身ヒーロー好きにはたまらないアクションRPG「コネクトネイバー」を紹介しよう。

悪の組織と戦う王道変身ヒーローがここに誕生!

 「コネクトネイバー」は、謎の女性からヒーローの力を授かった小学6年生の男の子“笹川ヒロト”となって、悪の組織デストロイヤーと戦うアクションRPG。2D見下ろし画面のフィールドを移動しつつ進行していくRPGパートでは、“ヒーローとは何か”“強い力をもつ意味”を考えることで成長していく主人公の物語が楽しめる。そして2D横スクロール型のアクションパートでは、数多くの技や仲間の特殊能力などを駆使して進む、緊張感のある戦いを味わえるのが大きな特徴だ。

RPGパートは2D見下ろし型フィールドの移動と会話で進行 RPGパートは2D見下ろし型フィールドの移動と会話で進行

敵との戦いは2D横スクロールアクションとして進む 敵との戦いは2D横スクロールアクションとして進む

 まずはストーリーに触れていこう。世界は、豪雨や竜巻、異常気象など度重なる自然災害で危機に陥っていた。しかし5年前、のちに“神の降りた日”と呼ばれることになる日に、ヒロトの住む町の時計台から発せられた謎の光によって自然災害は嘘のように収まり、停滞していた文明も急速に発達。人々は自然との共生を目指し、新たな道を歩み始めた。ところが時計台のある町では、破壊活動を繰り返す悪の組織デストロイヤーが出現。学校が襲われた事件をきっかけに、謎の女性からヒーローの力を授かったヒロトは、ヒーロー“ヘリックス”となり、その1年前よりヒーローとして活躍していた同級生で幼なじみの“高月ツバサ”とともにデストロイヤーと戦っていくことになる。

ベーシックモードでは強化する能力を自分で選べるのが面白い ベーシックモードでは強化する能力を自分で選べるのが面白い

 ゲームの開始前にはゲームモードを2つから選び、これによってキャラクターの強化方法が変化する。“ベーシックモード”は、敵を倒してレベルアップすることによりキャラクターの能力を強化していくモード。手間はかかるが強化する能力を自由に選べるため、キャラクターを育てる楽しみがある。一方“スタンダードモード”では、キャラクターの能力は自動で強化。レベルを気にせず、アクションパートに集中できるのがメリットだ。ただし、いくら敵を倒しても能力の強化はできないため、育成の楽しみは損なわれてしまう。RPGパートと合わせてじっくりプレイしたいならベーシックモード、テンポよく進めたいならスタンダードモードがオススメだ。

 また、アクションパートの難易度はイージー、ノーマル、ハードの3種類がある。ノーマルでも難易度はやや高めで、とくに後半のボス戦はアクションゲームに慣れていないと苦戦する。アクションゲームが苦手な人や、RPGパートのストーリーを重視したい場合はイージーでプレイするといいだろう。

 ゲームの基本的な流れは、RPGパートで町の中にいる人たちと会話することでイベントが起き、それを進めていくことでアクションパートに突入するというもの。RPGパートは作業的なパートかと思いきや、サブイベントが非常に多いのが面白い。

友達とのサブイベントをこなすことで戦う仲間を増やしていける 友達とのサブイベントをこなすことで戦う仲間を増やしていける

 サブイベントでは主人公達と町に住む友達との関係が描かれ、アクションパートに参加するヒーローを増やすことができる。サブイベントで増える仲間は、ストーリーを進行させる上で必ずしも必要ではない。しかしながらサブイベントには、仲間との確執、恋愛、友情、悩みなどのエピソードがちりばめられており、悪と戦いながら“ヒーロー像”を追う物語を深めるのに加えて、戦力増強にもなる。メインストーリーの進行が気になりながらも、サブイベントも網羅したくなるなかなかうまい作りだ。

ザコ敵との戦いは“技”、ボス戦は“必殺技”が決め手!

多彩な技を駆使して戦えるのが大きな特徴 多彩な技を駆使して戦えるのが大きな特徴

 アクションパートは、2Dの横スクロールアクションゲーム。ジャンプ、攻撃、技を駆使して敵と戦い、最後に待ち受けるボスを倒せばそのパートのクリアとなる。敵や敵弾に触れたり、落とし穴に落ちると画面左上にある緑色のHPゲージが減っていき、ゼロになるとゲームオーバー。ただし、コンティニューは何度でも可能で、特定の復活ポイントから復帰できる。また、ボス戦では戦闘の最初から再開となるので、倒せるまで何度でも挑戦が可能だ。ただし、HPなどの回復アイテムを戦闘中に使用した場合、コンティニューしてもアイテムは戻って来ない。回復アイテムの使用を前提にボスへと挑む場合は気をつけたい。

 このほか、技の使用には同じく画面左上にある紫色のMPゲージを消費し、ゲージが足りないと使用できない。MPゲージは時間で少しずつ回復するほか、攻撃方法のひとつで、敵のエネルギーを吸い込む“ライフドレイン”を行うことで大量に回復できる。技の種類はレベルアップのほかアイテムの入手で増えていき、基本的にどれも遠距離攻撃に優れる。敵を効率よく倒せる手段なので、弱い敵や動きの鈍い敵でMPゲージをうまく回復させつつ積極的に使っていきたい。

 また、画面上には“シンクロ率”の数字が表示されており、これが一定数を超えると必殺技が使用可能。必殺技はヒーローごとに用意されており、敵に大ダメージを与える、自分を回復するなどの特殊な力を発揮できる。シンクロ率は敵を倒すことで上昇していくので、ザコ敵を倒して上げておき、ボス戦の切り札として活用しよう。

技の使用に必要なMPゲージはライフドレインで大きく回復 技の使用に必要なMPゲージはライフドレインで大きく回復

ボス戦の切り札といえる必殺技は、派手な演出も楽しい ボス戦の切り札といえる必殺技は、派手な演出も楽しい

仲間との友情物語が熱い!豊富なサブイベントも魅力

ステージに隠されたアイテムの入手方法を考えるのも面白さのひとつ ステージに隠されたアイテムの入手方法を考えるのも面白さのひとつ

 アクションパートの攻略でポイントになるのは、アイテムの入手だ。ステージ内には、上空や穴の下など、わかりにくい場所にアイテムが配置されており、それを入手することで能力の強化などが可能。ただし、アイテムを入手しなくてもクリアには問題ない。アイテムを見つけ出し、どうやったら入手できるのか考えるのが楽しいところだ。

 このほか重要となるのが、赤、青、白、黒の4色があるマテリアルカードの入手だ。これは回復アイテムや、技を増やすのに必要な“技カード”の合成に必要なもので、敵を倒すとランダムで出現する。ライフドレインで敵を倒すと入手率がアップするので、弱い敵が出てきた場合はライフドレインをドンドン使っていこう。ちなみに、マテリアルカードの合成はストーリーを進めるとRPGパートで実行可能になり、同じ色を組み合わせると回復アイテムが完成、複数の色の組み合わせでは技カードとなる。何ができるかいろいろ試すのも楽しみのひとつだ。

 RPGパートでポイントになるのは、なんといっても友達とのサブイベント。これをこなしていくと、仲間となるヒーローが増えていくためだ。ヒロトとツバサに加え、悪の組織に3年間捕らわれていたヒロイン“広瀬マリナ”という3人の初期メンバーだけでもエンディングまでたどり着けるが、サブイベントで仲間になるヒーローは移動速度が速い、ハンマーで特殊な床を壊せるなど、アクションパートで特定のアイテムを手に入れるのに必須となる能力をもっている。完全制覇を狙うなら、サブイベントは必ずこなしておきたい。サブイベントを進行させるには、基本的には町にいる友達を捜して会話を進めればOKだ。ミニゲームが発生する場合があるのも面白いところ。“友情”とは何かを考えさせるストーリーが多いのも見どころだ。

マテリアルカードの組み合わせで、さまざまなカードを合成できる マテリアルカードの組み合わせで、さまざまなカードを合成できる

友達とのイベントの進行度は主人公の自宅前で確認が可能だ 友達とのイベントの進行度は主人公の自宅前で確認が可能だ

 普通にプレイしても10時間程度は必要と、ボリュームたっぷりのアクションRPG。それだけに、いろいろな要素を詰め込みすぎていると感じる部分もある。たとえば、アクションパートでは8種類のキー操作が必要など、慣れるのには少々時間がかかる。仲間も全員集めると多すぎて、使い分けが難しいといったことも。しかし、たっぷりと詰め込まれているからこそ、悪の組織は何を目的にしているのか、主人公達の友情、それぞれがもつヒーロー像とは?といったストーリーに引き込まれ、難しいボス戦も攻撃パターンを研究して打ち勝ちたくなる。ヒーローモノ、友情モノ、アクションゲーム、それぞれが好きな人にオススメできる1本だ。

“ヒーローとは何か”に悩む主人公が物語の見どころ “ヒーローとは何か”に悩む主人公が物語の見どころ

ボス戦では攻撃パターンを見切らないと勝利するのは難しい ボス戦では攻撃パターンを見切らないと勝利するのは難しい

【著作権者】
蔦森くいな 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1(12/05/10)

(芹澤 正芳)