週末ゲーム

双六&トレーディングカードゲーム「魔人封印伝」

カードを集めて100階建ての塔を登れ!

(10/10/22)

タイトル画面

 『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、カードを集めてデッキを組み、100階建ての塔を登っていくトレーディングカードゲーム「魔人封印伝」を紹介しよう。

移動も戦闘もカードで行う双六風ゲーム

行動の拠点となる町からスタート。50週のリミット内にクリアを目指そう 行動の拠点となる町からスタート。50週のリミット内にクリアを目指そう

塔の内部ではマス目を左から右へ移動していく。移動には画面下に並ぶ手札を消費する 塔の内部ではマス目を左から右へ移動していく。移動には画面下に並ぶ手札を消費する

塔は全100階建て。20階ごとに区分されているので一気に登ることはできない 塔は全100階建て。20階ごとに区分されているので一気に登ることはできない

 「魔人封印伝」は、100階建ての塔の最上階に封印されている魔人の復活を阻止するために塔を登っていく、RPG風のカードゲーム。カードはモンスターとの戦闘に使うほか、双六状になっている塔の各フロアを進むためにも使う仕組み。操作はマウスでカードなどをクリックしていくだけとシンプルだ。セーブ、ロードは、探索の拠点となる街でのみ可能となっている。

 プレイヤーは最初に“召喚見習いデッキ”というデッキ(カードの束)を与えられる。各カードにはトレーディングカード風にモンスターの名前、攻撃力、耐久力、属性および“コスト”が表記されていて、デッキに組み込めるカードの枚数は最大30枚まで、コストの合計値はプレイヤーの“魔力”の最大値までと制限されている。魔力の最大値はゲーム開始時は50だが、塔の探索により増やすことが可能だ。

 拠点の街では、“魔術師の店”で“魔法”を買うこともできる。魔法はもっているだけで効果があるもののほか、魔力を消費して使うものもあり、プレイヤーの移動力を増加させたり、塔の途中で拠点に戻ったりできる便利なものばかり。お金は最初に2000G持っており、塔内で拾ったり戦闘に勝利した場合に獲得できるほか、20階踏破するたびにボーナスが入る。お金は新たなカードの購入にも必要となるので、上手に買い物しよう。

 塔は20階ごとに5つのエリアに分かれている。塔の1フロアは8〜20マスほどで一本道の双六になっており、カードを消費することでコスト分のマスを移動していく。マスは描かれているアイコンによってまざまな効果を発揮する仕組みで、お金が手に入る“GOLD”、魔力が回復する“MP”モンスターと戦闘になる“敵”、魔力減少といったペナルティがある“トラップ”、強制でワープさせられる“ワープクリスタル”などのマスがある。とくに、魔力の最大値が1アップする“魔力石”のマスは重要だ。

バトルは手札のモンスターで敵と戦う。敵の先攻で始まるため、耐久力を重視しよう バトルは手札のモンスターで敵と戦う。敵の先攻で始まるため、耐久力を重視しよう

 “敵”のマスに止まった場合は戦闘が始まる。戦闘では双方がモンスターのカードを1枚ずつ出し、攻撃力分のダメージを相手カードの耐久力に与え、耐久力がゼロになるまで攻防を繰り返す。勝敗に関係なく出したカードは消えるほか、プレイヤー側のモンスターが負けた場合はプレイヤーが攻撃を受けて敵の攻撃力分だけ魔力が減少する。ここまでが1ターンで、これを敵カードの枚数分だけ行うというのが1回の戦闘の流れだ。ダメージを与える際の先攻・後攻はターンごとに入れ替わる仕組みだが、戦闘は基本的に敵の先攻で始まる。

 モンスターのなかには後攻のターンでも先制攻撃ができるものや、特定の属性のモンスターを瞬殺する特殊能力をもつものなどがあるが、プレイヤーが場に出すカードを選ぶまで敵のカードは伏せられており見えない。一部の敵カードが見える魔法“魔物識別”をもっていないとどんなモンスターと戦うか全く判断できず、安定して戦闘に勝利するのは難しい。ただし、上手に移動をしていれば戦闘はほとんど回避できる。戦闘ではカードを多く消費するデメリットも考慮すると、無理に戦闘を行う必要はない。

 拠点へはエリア制覇時にいったん戻ることになるほか、“帰還碑”のマスに止まるか、魔法を使うことでも帰還可能。一方、カードの残り枚数やMPがゼロになると行動不能となり、拠点に強制送還されてしまう。本作では魔人復活までのリミットが50週と定められていて、行動不能なると通常の帰還より多くの週が経過してしまうので、行動不能となる前に拠点に戻れるよう気をつけよう。再び塔に登る際は、エリア制覇時は次のエリアから、途中で帰還した場合は帰還したフロアから再開が可能だ。

20階ごとにボーナスを獲得し、一度拠点に戻ることになる 20階ごとにボーナスを獲得し、一度拠点に戻ることになる

手札が尽きる前に帰還碑を使って戻ることも重要。戦力を整えつつ進むこと 手札が尽きる前に帰還碑を使って戻ることも重要。戦力を整えつつ進むこと

魔法や属性効果を効率よく利用して先に進もう

魔法の使い方が攻略の鍵を握る 魔法の使い方が攻略の鍵を握る

新しいカードを買ったらデッキ編集。強いカードを優先的に使っていこう 新しいカードを買ったらデッキ編集。強いカードを優先的に使っていこう

 塔の探索で重要なのは、魔法の使い方だ。魔法の効果は敵やトラップのマスを消滅させる、移動力を倍にする、GOLDのマスを出現させるといったものだが、多用するのは移動力を倍にする魔法だ。これにより効率よく移動距離を延ばしたり、敵やトラップを回避して進むことができる。

 また、カードは火、水、風という3つの属性に分けられており、塔を探索中は移動するたびに場の属性もこの3つが順番に変化する。移動に使うカードと場の属性が一致した場合、移動距離が2倍にアップするのでうまく利用しよう。ここでさらに移動力を倍にする魔法を使うと4倍の移動距離となるので、組み合わせて長距離移動をすることも重要なテクニックとなる。

 塔から拠点に戻ったら、魔法やカードを購入して戦力アップを図るのも重要。買ったカードの中身はランダムだが、カードの値段が3ランクあり、値段が高いほど手に入るカードの格が上がる。まずは350Gの“きれいなカード”を中心に買って、そこそこのカードを集めていくといい。塔の上のほうまで行ってからは、20000Gの“圧倒的な気配をもつカード”を買おう。カードを買ったら“デッキ編集”でデッキに組み込むことも忘れずに。

 デッキに組み込むカードは基本的に高コストのカード優先でいいが、火、水、風の属性をバランスよく入れることで移動力2倍のボーナスを利用しやすくなる。また、使用済みのカードをデッキに戻せる魔法“カード復活”を習得すれば、デッキのカード枚数が少なくても探索が楽になるのでお勧めだ。

 移動はある程度任意にコントロールでき、戦闘を意識せずに進んでいくことも可能なので、難易度は全体的に低め。誰にでも楽しめるお手軽さが長所の1つである。カードのグラフィックや音楽もクオリティが高く、目や耳で楽しめるのも大きな魅力。この手のカードゲームはやり込み要素が強いイメージもあるが、本作のサクサク進めるお手軽さはこのジャンルでは貴重だ。

【著作権者】
あとらそふと
【対応OS】
(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2.0(10/09/01)
【ファイルサイズ】
106MB

(藤井 宏幸)