週末ゲーム

“行動制限型”2Dアクションゲーム「Tower of Heaven」

厳しい条件だからこそ燃え上がるクリアへの情熱!

(10/02/19)

タイトル画面

 『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、“左に歩くのは禁止”など行動を制限されながらゴールを目指す2Dアクションゲーム「Tower of Heaven」を紹介しよう。

ゴールに入ればクリアの単純明快なアクションゲーム

階段が見える出口に入ればステージクリアとルールはシンプル 階段が見える出口に入ればステージクリアとルールはシンプル

トゲの間をすり抜けるなど絶妙な操作が各所で求められる トゲの間をすり抜けるなど絶妙な操作が各所で求められる

 「Tower of Heaven」は、黒い影のような人型のキャラクターを操作し、ジャンプを駆使してゴールを目指す2D横スクロール画面のステージクリア型アクションゲーム。モノクロ階調表示の古い携帯ゲーム機のような画面で、キャラクターもステージもドット絵とシンプルではあるが、ゲームの舞台であり、タイトルにもなっている“天国の塔”をイメージさせる幻想的な雰囲気をもっている。

 本作の特徴は、うまく乗るのが難しい小さなブロックを足場にしたり、触れるとミスになるトゲを避けるなど、キャラクターの絶妙な操作が求められるのに加えて、ステージが進むごとに“これをやったらミス”となる行動が増えていくところ。その内容は“左に歩いてはならない”などクリアをどんどん難しくしていくものばかり。イライラさせられるが、次はどんな条件が出るのかとワクワクしてしまう面白さもある。

 ステージクリアの条件自体はシンプルで、階段が見える出口に入ればクリアだ。“やってはいけない”行動をした場合や画面左上に表示されたタイムがゼロになった場合、トゲや回転する刃物に触れた場合はミスとなり、そのステージの最初からやり直しとなる。コンティニューは無制限なので、何度でも再チャレンジが可能だ。また、セーブ機能を備えているので、ゲームを終了しても到達したステージから再開できる。

 操作方法は、カーソルキーの左右で移動、カーソルキーの上または[Z]キーでジャンプ、カーソルキーの下または[X]キーでゴールのドアに入る、となっている。ジャンプ中でもカーソルキーの左右でキャラクターの移動が可能となっており、小さな足場に乗ったり、回転する刃物を避ける場合には、空中での微妙な制御が非常に重要となる。

回転する刃物が上下にあるなど難易度が非常に高い場所も 回転する刃物が上下にあるなど難易度が非常に高い場所も

落下地点へ急にトゲが出現するなど意地悪なトラップも満載だ 落下地点へ急にトゲが出現するなど意地悪なトラップも満載だ

“ブロックの側面に触れるのは禁止”など厳しい条件がドンドン増える!

明るい色のブロックは触れるとミス。慎重かつすばやい行動が必要だ 明るい色のブロックは触れるとミス。慎重かつすばやい行動が必要だ

ステージが進むとブロックの側面に触れただけでミスとなる ステージが進むとブロックの側面に触れただけでミスとなる

 このゲームで最大の難関であり面白い点が、前述の通り行動制限が増えていくこと。制限は累積していくので先に進むほどステージクリアは難しくなる。

 まず最初に出る条件が、“明るい色のブロックに触れてはならない”というもの。足場になるブロックのなかには常に明るい色のブロックや点滅するブロックがあり、触れるとミスになってしまう。とくに点滅するブロックは、間違って明るい色のときに着地してしまったり、もたもたしていて次の足場へ飛び移る前に色が変わってしまうとミスになるため、タイミングがなかなか難しい。

 次に追加される条件は、“ブロックの側面に触れてはならない”というもの。壁や足場となるブロックは場所によっては階段状になっているため、ちょっと移動しただけで側面に触れてしまうことも多い。注意すれば避けるのは簡単とはいえ、高い緊張感を生み出す条件だ。

 その次が非常に厳しく、“左方向へ歩いてはならない”というもの。カーソルキーの左を押すと即ミスになるのだ。『さすがにこれでクリアは無理!』と思うところだが、ジャンプ中は左側に移動してもOKという抜け道がある。左側に移動したい場合は、ジャンプしたのちカーソルキーの左を押せばいい。とはいえ、これをとっさにやるのはなかなか難しく、一瞬でもジャンプより左移動のほうが早ければミスとなってしまう。このほかにも増える条件はあるが、それはプレイして確かめてほしい。

タイトルにある“天国の塔”を思わせる幻想的なシーンも見どころ タイトルにある“天国の塔”を思わせる幻想的なシーンも見どころ

 ひとつひとつのステージは1分ほどで終わり、最終ステージまでそれほど数はない。そのため、最終的にはクリアタイムの短縮に挑戦するのも面白い。絶妙な操作で刃物をくぐり抜けられるとかなりの快感があり、もっとスピーディにクリアできるのではと、けっこう熱くなる人も多いはず。また、ゲーム画面だけではなく音楽も80年代のアクションゲームを彷彿とさせる、電子音中心の軽快で幻想的なノリに仕上がっており、ゲームを盛り上げてくれる。シンプルな操作でちょっと変わったアクションゲームを楽しみたいなら、ぜひ試してほしい1本だ。

【著作権者】
Askiisoft
【対応OS】
(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0
【ファイルサイズ】
7.74MB

(芹澤 正芳)