PCモニターの画面OFFや音量ミュート、Windowsの終了処理などを行えるコマンドラインツール。バックアップや動画エンコードのような時間のかかる処理を行ったまま就寝するようなとき、またバッチファイルやスケジューラーからモニターOFFや音量ミュートを行いたいときなどにお勧め。Windows Vista/7用のフリーソフトで、編集部にてWindows XPでも動作することを確認した。

　本ソフトは単に起動するだけで300ミリ秒後にモニターを省電力モードへ移行させて画面表示をOFFにできるが、そのほかの機能はすべて起動オプションで指定する仕組み。引数の1番目は数値で、モニターが省電力モードに移行するまでの待ち時間をミリ秒単位で指定する。この指定を省略した場合は、待ち時間が標準で300ミリ秒となる。

　引数の2番目以降は、たとえば“-muteon”を指定すると、モニターを省電力モードへ移行するとともに音量をミュートにできる。また“-muteoff”はミュートの解除のみ、“-withlock”はモニターの省電力モード移行とともにPCをロック、などとなる。そのほか、PCの再起動、シャットダウン、サスペンド、休止状態への移行も指定可能。これらの終了処理やPCのロックは、音量ミュートのON/OFFと同時に指定することができる。

　なお、実行時にいつも表示されるコンソールウィンドウが邪魔なときは、本ソフトのショートカットを作成してプロパティで“実行時の大きさ”を“最小化”に設定し、このショートカットを起動することでウィンドウ表示なしで利用できる。