残業を減らす!Officeテクニック

Wordをナメてかかると痛い目を見る!? 効率アップ&凡ミス回避に効く便利テク

地味だけど効率アップ&凡ミス回避に効く

 Wordの機能を積極的に覚えようとする人は少ないですよね。日本語入力はできますし、ボタン名などから機能も連想できるので、Excelと比較して簡単に感じるのも事実です。職場で引き継いだファイルを修正する作業が多いなら“困った”状況になることも少ないでしょう。

 ただ、Wordにも覚えておきたい便利なテクニックはあります。Wordに慣れている人は何気なく使っていて、わざわざ教えてもらえなそうなポイントをまとめました。効率アップだけでなく、凡ミスを回避できるはずですよ。

「クリップボード」でコピペを効率化

 コピー&ペーストのショートカットキーは[Ctrl]+[C]/[V]ですが、直前にコピーしたテキストのみを貼り付けるだけと決めつけていませんか? 過去に“コピペ”した内容は「クリップボード」の履歴から選択して貼り付け可能です。

 アイコンでコピー元のアプリを確認できるのも便利です。Wordだけではなく、ExcelやPowerPointでも共通。履歴も同期します。

[ホーム]タブの[クリップボード]をクリックする
クリップボードにコピーした履歴が表示される。アイコンでコピー元のアプリを確認することも可能
[すべて貼り付け]や[すべてクリア]のほか、個別に[∨]-[削除]で履歴を削除できる

レイアウトの調整に[space]キー連打はNG

 行頭の字下げのために[space]キーを連打してはいけません。修正時に余計な手間がかかります。以下のようなファイルを見かけたことがありませんか?

字下げのために全角スペースが挿入されている。また、行末で折り返すために段落が分けられている
文章を編集した場合、スペースや改段記号などを削除する手間がかかる

 このようなレイアウトの調整は“インデント”の機能を使うのが定番。[表示]タブにある[ルーラー]にチェックを付けて、ルーラーを表示しておきましょう。行頭は[左インデント]、右端は[右インデント]をドラッグして調整します。

[表示]タブにある[ルーラー]にチェックを付けて、ルーラーを表示しておく
四角のハンドルが[左インデント]。マウスポインターを合わせたときに表示されるツールチップを確認しよう。なお、下向きの三角は段落の1行目にインデントを設定する[1行目のインデント]、上向きの三角は2行目以降のインデントを設定する[ぶら下げインデント]となる
インデントを設定したい段落を選択しておく。[左インデント]を右方向へドラッグする
[右インデント]を左方向へドラッグすると、右端の折り返し位置を調整できる

[Enter]キー連打も禁止。改ページは[Ctrl]+[Enter]

 見出しなどのセクションの区切りで改ページしたいことがありますよね。[Enter]キーの連打も避けるべきです。文章の増減や図版などのサイズ調整によって、改ページ位置が崩れてしまいます。[Ctrl]+[Enter]キーを押すことで“改ページ”を挿入できます。

 なお、スペースや改段記号、改ページなどの編集記号は[Wordのオプション]から表示・非表示を切り替えられます。[すべての編集記号を表示する]にチェックを付けておくことをおすすめします。

[Enter]キーを押して、改段記号を挿入した例
上部の文章量が増えた場合など、改ページの位置が崩れてしまう
[Ctrl]+[Enter]キーを押して“改ページ”を挿入するのが正解
スペースや改段記号、改ページなどの編集記号が表示されない場合は[Wordのオプション]で設定しよう。[表示]の[すべての編集記号を表示する]にチェックを付けておくのがおすすめ

書式は連続コピー可能

 見出しなどの特定の箇所に設定された書式を目視で確認して、共通する部分に対して個別に設定したりしていませんか? フォントの種類やサイズ、太字などのほかにも、行間や段落書式など、ぱっと見で判断できない書式はいろいろあります。

 手動で設定して完全に一致させることは難しいですし、手間がかかって仕方ありません。書式の“連続コピー”を利用しましょう。[ホーム]タブにある[書式のコピー/貼り付け]ボタンを「ダブルクリック」します。

書式をコピーしたい文字列を選択しておく(ここでは行全体)。[ホーム]タブにある[書式のコピー/貼り付け]ボタンを「ダブルクリック」する
書式の貼り付け先をクリックする
書式が貼り付けられる
連続して、ほかの箇所にも書式を貼り付けられる