杜のOculus部

第26回

まるであのアニメのよう!指で呪文を描き、詠唱して戦うVRゲーム「綴る!」

指を動かすと現れる文字で攻撃と防御を行って敵と戦う

 ファンタジーの世界ではおなじみの“魔法”。魔法陣を描いたり、呪文を唱えてみることに一度は憧れたことのある人も多いのではないだろうか。現実の世界では使うことができないのであれば、Oculus Riftを使ってVRの中で魔法を使えるようにしてしまおうということで、既にいくつかのVRコンテンツが登場している。

 今回紹介するのは、新たに公開された「綴る!」。本作品は、(株)ドワンゴが開催中の自作ゲームのコンテスト“ニコニコ自作ゲームフェス5”の応募にギリギリ間に合わなかったという作品。これまでの魔法を使えるVRコンテンツと違うのが、“攻撃と防御があるゲームに仕上がっている”という点だ。

 また、ご存じの方はお気付きかもしれないが、本作は今年1月から放映されたTVアニメ『聖剣使いの禁呪詠唱』を意識している。このアニメでは魔法の詠唱方法が『綴る!』と叫んで宙に呪文を描いていくというもので、その体験をVRで再現してみたというところだろう。

 さっそくどういうゲームなのか紹介していこう。

指を動かして文字を描く

 まず、本作をプレイするためにはOculus Rift以外に、3Dモーションセンサー“Leap Motion”が必要だ。このデバイスを接続することによってVR空間内に自分の手が表示され、その動きが認識される。Leap Motionは魔法陣を描くゲームでは必ずといっていいほど使われているが、認識範囲を気にする以外は手の認識精度も上がってきており、かなり快適にプレイすることができる。

 タイトル画面では、左下の“はじめる”に目線を合わせ続けると選択となり、ゲームがスタートする。なお余談となるが、タイトル画面などで使用されている文字は『聖剣使いの禁呪詠唱』の劇中で描かれる呪文のフォントそのものだ。このフォントは以前、公式サイトで行われたキャンペーンで配布された(現在は入手不可)。

Leap Motionにより手が表示される。“はじめる”に目線を合わせているとオレンジ色のエフェクトと、起動までを示す白と赤のバーが現れる

 このゲームは、呪文を詠唱して敵を追い込んでいくというもの。攻撃と防御の要素があるため、相手の攻撃に合わせて防御を、空いた隙に攻撃をするといったゲーム性が生まれている。

敵はゲームエンジンUnityのイメージキャラクター、ユニティちゃん。かわいらしいが倒さねばならない敵なのだ!

 一本指を宙に走らせるとピンク色の文字で呪文が描かれる。そのまま手を広げると文字が具現化され、前へ突き出すように触れると攻撃となる。攻撃の方向は見ている方向に合わせて決まるので、しっかりと敵に向かって攻撃しよう。また、手を普通に広げるとシールドになり、相手の攻撃を防ぐことができる。呪文を詠唱する際に叫んでもいいかもしれないが、Oculus Riftを装着して目の前に手を出して動かしているだけでもかなりの怪しさを醸し出しているはずなので、音量にはご注意を。

指の軌跡がこのようにピンク色で空間に浮かび上がる。両手で同時に詠唱可能だ
青い光が敵の攻撃。攻撃と防御をうまく切り替えて戦おう
文字でなく絵でも攻撃可能

 これまでVRで魔法を使うコンテンツは、プレイヤー側の攻撃一辺倒なことが多かった。今回の「綴る!」は防御という要素を加えることで、よりゲーム性が増している。また、宙に自分の指で呪文を描くということ自体、非常に面白くワクワクする体験なので、Oculus RiftとLeap Motionをお持ちの方はぜひ試してみていただきたい。

「綴る!」プレイ動画
派手にやりたいので、指は大きめに動かしてみた

ソフトウェア情報

「綴る!」
【著作権者】
暇厨 氏
【対応OS】
Windows
【対応ハードウェア】
(Oculus Rift DK2で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-

評価PCスペック(参考)

マウスコンピューター G-Tune NEXTGEAR-NOTE i790SA1
【CPU】
Core i7-4700MQ 2.40GHz
【メモリ】
16GB(増設)
【グラフィックボード】
GeForce GTX870M
【fps】
不明
【ヘッドホン】
Creative Sound Blaster EVO Zx