杜のVR部

第1回

頭と手でターゲットをロックオン!宇宙空間をレーザーで切り裂く「BLAST BUSTER」

Oculus RiftとLeap Motionで未来のゲームを体験しよう!

移動も攻撃も全方位に自由自在

 今回から始まる新連載『杜のOculus部』では、話題のヘッドマウントディスプレイ“Oculus Rift(オキュラスリフト)”で遊べるVR(バーチャル・リアリティ)のコンテンツを紹介をしていく。

Oculus Rift DK2

 Oculus Riftは、米Oculus VR社が開発中のゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ。頭を動かすと画面の中の自分の視点もその通り動くため、バーチャル・リアリティの中にいる感覚=没入感が得られる。そんなOculus Riftのコンテンツはゲームに限らずこれまでにない体験ばかりだ。ぜひ、未来のデバイスの可能性を感じていただきたい。

 なお、Oculus Riftについては、まだ一般販売はされておらず、開発者向けの筐体(DK2)が販売されている状況だが、既に世界的にもゲームのイベントを中心に注目が集まっている。国内でも9月の東京ゲームショウや26日まで開催されていたデジタルコンテンツエキスポなどで展示があり、テレビでも取り上げられるなど、話題となっている。

 Oculus Rift対応コンテンツは、現在は個人やいわゆるインディデベロッパーといった小規模で開発をしているチームの手によるものが多い。日本でも、初音ミクと握手ができるコンテンツなどさまざまなものが作られている。

タイトル画面ではタイトル下に目線を合わせているとロードが始まり、100%になるとスタート。視線だけでメニューを操作するのもコントローラーやキーボードを使わないための工夫だ

 記念すべき第1回で取り上げるのは、Oculus Rift向けに制作されたシューティングゲーム「BLAST BUSTER」だ。プレイヤーは宇宙空間を飛び回り、カラフルに輝く小惑星のような鉱物生命体“ゼルガニウム”を破壊して駆除するという設定。Oculus Rift対応コンテンツでは、Oculus Riftを装着すると手元が見えなくなるのでどう操作するかがかなり重要になってくるのだが、このゲームの場合は頭を動かすだけだ。頭を動かすことで、自機の照準と進行方向を変えられる。

 頭は360度、全方位に動かしても自機と照準が動いていく。頭の動きと自機の動き、照準の動きは酔いにくいように調整されており、自機の動きは緩やかな一方で照準は機敏に動く。

宇宙空間の描写も非常に綺麗
頭を動かして照準を合わせるとレーザーが飛んでいく
Leap Motionを使い、手を照準に使える。指先が照準になってレーザーがバンバン飛んでいくのは圧巻かつ爽快だ

 また、本ゲームは3Dモーションセンサー“Leap Motion”にも対応しているのが特徴。手をかざすと、指の本数だけ照準が増え、ロックオンできる。指の本数、つまり最大で10本まで認識するので、ガンダムのファンネルのごとく、一度に大量のレーザーを発射することができる。

 なお「BLAST BUSTER」は有償の同人ゲームで、無料で体験できるのは2分間のスコアアタックがプレイできる体験版。製品版はコミックマーケットなどを始めとするイベントや、通販などで頒布されている。旧名「Perilous Dimension」で頒布されている場合もあるが、最新版へバージョンアップできるパッチも配布されているので安心だ。

プレイ中にスペースキーを押すとFPS等のパフォーマンスを逐一確認できる

 このゲームは日本の同人サークル、ハイドレンジャーが制作している。制作者の野生の男氏は活発な日本のOculus Rift開発者コミュニティの中でも、勉強会で講演をするなど積極的に活動を行っている人物だ。この「BLAST BUSTER」においても、低スペックなPCでも動作するための無駄な描画処理の削減や、酔いの防止などを実現している。

プレイ動画
45秒過ぎからLEAP Motionを使いはじめ、両手を認識させて照準を操作している

ソフトウェア情報

「BLAST BUSTER」
【著作権者】
ハイドレンジャー
【対応OS】
Windows 7以降、Mac OS X 10.7以降、Ubuntu Linux 12.04 LTS以降
【ソフト種別】
通信販売 1,000円(税込み)など(体験版あり)
【バージョン】
2.0(14/08/17)

評価PCスペック(参考)

マウスコンピューター G-Tune Netgear note i790SA1
【CPU】
Core i7-4700MQ 2.40GHz
【メモリ】
16GB(増設)
【グラフィックボード】
GeForce GTX870M
【FPS】
75FPS