#モリトーク

“話の種”になるコラム

(12/03/13)

 記事で紹介したソフトに関連する小話や、別の視点から見たニュースの裏側など、日々の記事だけでは伝えきれないことがたくさんある。しかし窓の杜では、過去に掲載した記事の内容をもう一度取り上げることがあまりなかった。

 そこで今週から始まる本コラム『#モリトーク』では、窓の杜で前週に掲載された記事の話題を中心に、こぼれ話や後日談を紹介していきたいと考えている。話題性の高い話を取り上げるという意味を込めて、コラム名の頭にはハッシュマークの“#”をつけた。また、コラム名にも含まれる英語の“talk”には“話題”や“話の種”という意味があり、本コラムが窓の杜の記事を“話の種”とするように、読者の皆さんにとって本コラムが“話の種”になれば幸いだ。

 ということで初回となる今回は、本コラムそのものの裏話を取り上げよう。まず本コラムで採用したタイトルロゴに注目していただきたい。実は、読者の皆さんにもよく知られたフォント作者に制作を依頼した。その作者とは、良質なフォントや素材画像でお馴染みのデザイン事務所“FLOP DESIGN”だ。吹き出し内の“トーク”が矢印になっており、過去の記事を振り返るという本コラムのコンセプトが表現され、シンプルながらもメッセージ性の高いデザインに仕上がった。

「Baby Triangles」試用版「Baby Triangles」試用版

 最近までFLOP DESIGNは新作フォントを月1回以上のペースで公開し、窓の杜でもその都度紹介してきたので、作者の名前を知らなくても、フォントを見たことがある人は多いはずだ。ただ残念ながら、多くのフォントが期間限定の公開であったため、今現在でも無料で入手可能なフォントは限られてしまう。

 たとえば、手書き風カナフォントのシリーズはいまでも試用版をダウンロードでき、非商用に限り無料で利用することが可能なので、今回初めて知ったという人はチェックしてみてはどうだろうか。また、英文フォントの既存作品も月替わりで再公開されており、今月はテクノポップなデザインの「Baby Triangles」となっている。

(中井 浩晶)