杜のAndroid研究室

第253回

Twitterのライブ動画配信アプリ「Periscope」

世界中のユーザーのライブ動画を視聴でき、自分でも簡単に配信可能

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、米Twitter, Inc.が提供するライブ動画配信アプリ「Periscope」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

世界中のライブ動画を地図上で探して視聴できる

「Periscope」
Twitterアカウントでログインして、“Periscope”のアカウントを作成できる

 「Periscope」は、米Twitter, Inc.が提供するライブ動画配信サービス“Periscope”の公式クライアントアプリ。Twitterアカウントでログインしてライブ動画を簡単に配信できるほか、動画のURLをTwitterで共有することが可能。また、世界中で配信されている他のユーザーのライブ動画を視聴でき、コメントやハートを送ってリアルタイムにコミュニケーションすることもできる。動画の撮影時や視聴時の画面は縦向きに固定されており、縦長のライブ動画を楽しめるのが特徴。

 初回起動時に表示される画面からTwitterアカウントでログインすることで、“Periscope”のアカウントを作成してログイン可能。起動画面はタブ切り替え型となっており、画面左上で3つのタブを選択して切り替えを行い、放送中のライブ動画を探して視聴できる。

 起動画面左上で地球儀型の[グローバル]タブを選択すると、現在放送中のライブ動画の配信場所を地図上で確認可能。赤丸アイコンをタップすると、画面下部にライブ動画が一覧され、選択して視聴することができる。また、地図画面右上にある[リスト]ボタンをタップすると、放送中のライブ動画を人気順に一覧することができ、選択して視聴することが可能だ。なお、地図画面や一覧画面では、放送中のライブ動画のほか、放送終了直後の動画も再生することができる。

地図上からライブ動画を探して視聴できる
人気のライブ動画を一覧することも可能

コメントやハートで交流でき、フォローしたユーザーの配信をプッシュ通知

 ライブ動画の再生画面は全画面表示になっており、画面右下で現在の視聴者数を確認可能。また、再生画面の左下では、入力エリアからコメントを書き込めることに加え、他の視聴者が書き込んだコメントを閲覧することもできる。さらに、画面内をタップすると、タップ数に応じて画面右下からハート型アイコンが浮かび上がり、動画を気に入ったことを配信者に示すことが可能だ。

コメントを書き込んで配信者とコミュニケーションできる
画面をタップして、気に入った動画にハートを贈ることも可能

 なお、再生画面を上方向にフリックすると、画面下部に視聴中の動画の詳細情報を表示可能。配信者のアカウントや配信場所の地図、他の視聴者のアカウント一覧などを確認でき、配信者や視聴者を“Periscope”上でフォローすることもできる。また、詳細画面中央にある[放送を共有する]をタップすれば、視聴中の動画のURLをTwitterに投稿して共有したり、“Periscope”上のフォロワーに動画をおすすめすることが可能。再生画面の右上にある[×]をタップすれば、動画の視聴を終了できる。

 このほか、起動画面左上で人型の[ユーザー]タブを選択して表示される画面では、フォロワー数の多い人気のユーザーを一覧したり、知り合いのユーザーを検索して、フォローしていくことが可能。フォローしているユーザーがライブ動画の配信を開始したり、動画のおすすめをすると通知が行われ、すばやくチェックすることができる。

再生画面を上方向にフリックすると、詳細画面で配信者のアカウントや配信場所などを確認できる
[ユーザー]タブでは、人気のユーザーを一覧したり、知り合いのユーザーを検索してフォローできる

 また、起動画面の左上にあるテレビ型の[ホーム]タブを選択すれば、フォローしているユーザーが現在放送中のライブ動画や、最近放送した動画を一覧し、選択して再生することが可能。配信後、24時間以内の動画を再生して視聴できる仕組みとなっている。

ライブ動画を簡単に配信でき、TwitterにURLを共有可能

[放送をはじめる]ボタンでライブ動画の配信を開始でき、位置情報を付加したり、TwitterにURLを投稿することが可能

 ライブ動画を自分で配信したいときは、起動画面の[ホーム]または[グローバル]タブで画面右下にある赤色のカメラ型ボタンをタップし、配信画面を表示すればよい。世界中に向けて動画を公開するときは、タイトルを入力して[放送をはじめる]ボタンをタップすれば配信可能。なお、タイトルの入力エリアの下側にある3つのボタンをON/OFFすることで、動画に位置情報を付加したり、配信と同時に動画のURLをTwitterに投稿することもできる。

 また、ライブ動画を公開するユーザーを限定することも可能。配信画面の上部にある[限定公開する]を選択すると、自分のフォロワーを一覧して動画を見せたいユーザーを選択し、配信を開始することができる。

 撮影時のファインダー画面では、画面のダブルタップでメインカメラとインカメラを切り替えることが可能。また、画面右下の数字で視聴者の人数を確認できるほか、隣の人型アイコンをタップすれば、視聴者のアカウントを一覧することができる。画面右上にある[∨]ボタンをタップして表示される[放送をやめる]ボタンをタップすると、配信を終了することが可能。

選択したフォロワーのみにライブ動画を限定公開することもできる
画面右下の数字で視聴者の人数を確認でき、人型アイコンをタップすれば視聴者のアカウントを一覧可能

 配信終了後に表示される画面では、下部に表示される[ギャラリーに保存]をタップして動画を端末内に保存できる。また、その右側にある[…]ボタンのメニューから[リプレイを削除]項目を選択して、再生できないようにオンラインから削除したり、[放送を削除]項目を選択して配信履歴ごと削除することも可能だ。

画面右上の[∨]ボタンをタップして表示される[放送をやめる]ボタンをタップすると、配信を終了できる
配信した動画は端末内に保存できるほか、再生できないようにオンラインから削除することも可能
「Periscope」
【著作権者】
Twitter, Inc.
【対応OS】
Android 4.4以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1(15/08/14)

(ライターズハイ:鈴木 友博)