杜のAndroid研究室

第182回

周辺のお店や施設をすばやく検索できる地図アプリ「地図マピオン」

カフェやトイレ、電源スポットなどを周辺検索でき、直線距離の計測も可能

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、地図情報検索サイト“マピオン”の地図アプリ「地図マピオン」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

地図検索サイト“マピオン”の地図アプリ

「地図マピオン」

 「地図マピオン」は、周辺にあるお店や施設などのスポットをすばやく検索できる地図アプリ。また、キーワードによる地図検索ができるのはもちろん、地図上の2点間の直線距離を計測したり、地図上に円を表示して中心地点からの距離を把握できるなど、Android標準の地図アプリ「Google マップ」にはない機能も備えている。

 地図画面の基本操作は、一般的な地図アプリと同様で、画面をドラッグして移動、ピンチイン・アウト操作や[+][-]ボタンのタップで拡大・縮小が可能。地図の中心地点には赤い十字マークが表示され、地図を移動するごとに画面右上で中心地点の住所や標高を確認することが可能。また、画面右側の[現在地]ボタンをタップすると、GPSで現在地の位置情報を取得し、現在地周辺の地図を表示できる。

ジャンルを選択して周辺スポットをすばやく検索

 現在地や目的地の地図を表示したあとで、周辺のお店や施設などを検索したいときは、画面上部のメニューバーで[ジャンル]ボタンをタップ。表示される一覧から“駅”や“カフェ”、“コンビニ”など各ジャンルのボタンをタップすることで、地図上にある該当のスポットにピンが表示されて確認できる。店舗などに加えて、“トイレ”や“電源スポット”など、いざというときに役立つスポットの周辺検索も行えるのが特長。また、一覧画面を下へスクロールし、カテゴリーから細かいジャンルを選択して周辺検索することも可能。

一覧からジャンルを選択し、周辺のお店や施設をすばやく検索できる
ジャンルを選択すると、地図上にある該当のスポットにピンが表示される

 周辺検索後の地図画面で各スポットのピンをダブルタップすると詳細画面が表示され、店舗・施設名や住所、電話番号などの情報を確認できる。また、飲食店などの場合、グルメ情報サイトの“食べログ”や“ロケタッチグルメ”での口コミも閲覧可能。

カテゴリーから細かいジャンルを選択し、周辺検索することも可能
地図上のピンをダブルタップすると、詳細画面でスポットの情報を確認できる

 また、画面右側の[一覧]ボタンをタップすれば、スポットを一覧表示して確認できる。そのほか、周辺検索後に地図を移動した場合は、[再検索]ボタンから現在表示している地図周辺でスポットを再検索することが可能。また、[ピン消去]ボタンをタップすれば、地図上のピンをすべて消去できる。

キーワードで周辺・地図検索でき、直線距離も計測可能

キーワードを入力し、タブを選択して周辺検索と地図検索を行える

 地図画面上部にあるメニューバーの検索ボックスをタップし、表示される検索画面で[周辺から検索]タブを選択して、キーワードを入力すれば、ジャンル選択と同様の周辺検索が可能。また、検索画面で[全国から検索]タブを選択すると、地名や建物名などのキーワードを入力して地図検索を行える。地図検索の結果画面に駅や住所、ランドマークなどの候補が一覧表示され、選択して周辺の地図を表示できる。

 なお、メニューバー左側の[>]ボタンをタップすると、メニューバーを右端に折りたたんで、画面に地図を広く表示することが可能。

地図検索の結果画面で候補を選択し、周辺地図を表示可能
メニューバーを右端に折りたたんで、画面に地図を広く表示できる

 地図画面右側にある[円・距離]ボタンをタップすると、地図上に中心地点から円が描かれる。画面下部に表示される[+][-]ボタンをタップすれば、円の半径を調整可能。周辺検索結果の複数のスポットのうち、どのスポットが現在地から直線距離でもっとも近いかなどを確認したいときに便利だ。

 また、[円・距離]ボタンをもう一度タップすると、地図上の2地点をタップで選択し、2点間の直線距離を計測することが可能。地図上に表示される距離をタップすれば、詳細画面で両地点の大まかな住所も確認できる。

地図上の中心地点から円を描き、半径を調節して距離を把握できる
2地点をタップで選択し、2点間の直線距離を計測可能

地図の3D風表示やメール共有なども可能

 そのほか、メニューバーの[メニュー]ボタンをタップして表示されるメニューで[3D風地図]項目を選択すると、高低差が立体的に表示される3D風地図に切り替えて表示可能。また、メニューの[地図共有]項目を選択し、中心地点の住所や、周辺地図の“マピオン”上でのURLをメールやLINEで送信したり、Twitterに投稿することもできる。

高低差が立体的に表示される3D風地図に切り替えて表示可能
メニューの[地図共有]項目を選択し、中心地点の住所などをメールやLINE、Twitterで共有できる

 なお、メニューバーの[ルート]ボタンや、スポット詳細画面などから行える徒歩や自動車のルート検索は、月額315円(税込み)のプレミアム会員に登録することで利用可能。

「地図マピオン」
【著作権者】
(株)マピオン
【対応OS】
Android 2.3以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.1.1(14/02/25)

(ライターズハイ:鈴木 友博)