レビュー

Webページやチャット履歴のスクショをつなげて1枚の画像にするアプリ「ScreenStitch」

簡単な書き込みや切り抜きなどの編集機能も

「ScreenStitch」v1.2.0.0

 「ScreenStitch」は、複数のスクリーンショット画像をつなぎ合わせて1枚の画像にすることができるアプリ。Windows 10/Windows 10 Mobileに対応するフリーソフトで、“Microsoft ストア”から無償ダウンロードできる。

 画面を縦にスクロールさせながら撮影した複数のスクリーンショット画像を切れ目なく上下につなぎ合わせ、1枚の長い画像を作成することに特化した画像編集アプリ。スマートフォンで閲覧しているWebページや、チャットの履歴など、縦に長い画面全体を1枚の画像としてまとめたい場合に役立つ。本アプリはPCとモバイルの両方に対応しているが、その性格上、モバイルでの利用がメインとなるだろう。

 「ScreenStitch」を利用するには、まずメイン画面の[Open files]ボタンを押し、画像ファイルの選択を行う。画像ファイルは何枚でも選べるが、操作に慣れないうちは1枚ずつ選択するのがお勧め。最初の画像ファイルを読み込むと、その画像の下に[+]ボタンが現れるので、それを押して続きのスクリーンショット画像を読み込もう。

 画像を読み込んだら、次はそのつなぎ合わせ処理を行う。画像の間に表示されている3つのボタンのうち、真ん中のボタンを押すとつなぎ合わせ処理のモードへ移行するので、あとは上下の画像をそれぞれ移動させながら、2つの画像がぴったり合うように位置を調整しよう。画像の移動はスワイプ操作などで行えるが、ピクセル単位の移動には矢印ボタンを利用すると便利だ。

画像を読み込んで選択。何枚でも一度に選択できるが、最初は1枚ずつがお勧め
最後の画像の下にある[+]ボタンから、追加の画像を読み込める
画像の間に表示されている3つのボタンのうち、真ん中のボタンを押すとつなぎ合わせ処理のモードへ移行
つなぎ合わせ処理では、上下の画像がぴったり連続するように位置を微調整

 つなぎ合わせ処理が完了したら、アプリバーのチェックマークボタンをタップして処理を確定させる。あとは、同様の手順でスクリーンショット画像をつなぎ合わせていけばよい。すべての処理が完了したら、保存ボタンを押してローカルストレージへ保存すればよい。共有ボタンで他のアプリケーションへ転送することもできる。

 そのほかにも、簡単な書き込みや切り抜きなどの編集機能を備えている。

書き込み機能
切り抜き機能

 なお無償版では、画像をつなぎ合わせる機能は無制限に使えるものの、書き込み機能と保存機能が最大3回までしか利用できないので注意。保存に関しては、共有機能を介してオンラインストレージアプリの保存機能が何度でも利用できるので、事実上、機能制限はあってないようなものだといえるが、もし気に入ったらアプリ内から“Pro”版のライセンス(200円、税込み)を購入するとよいだろう。

ソフトウェア情報

「ScreenStitch」
【著作権者】
T. Partl 氏
【対応OS】
Windows 10/Windows 10 Mobile
【ソフト種別】
フリーソフト(アプリ内課金あり)
【バージョン】
1.2.0.0

(樽井 秀人)