レビュー

マウス操作でファイル・フォルダーのシンボリックリンクを作成「リンク作成シェル拡張」

右ドラッグメニューからジャンクション、シンボリックリンク、ハードリンクが選べる

「リンク作成シェル拡張」v1.54
ジャンクションのリンク先を表示する機能

 「リンク作成シェル拡張(Link Creation Shell Extension)」は、NTFSファイルシステムでシンボリックリンク、ジャンクション、ハードリンクを簡単に作成できるようにするツール。Windows 7に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。

 Linuxのシンボリックリンク(ソフトリンク)やハードリンクのような機能をWindowsでも使いたくなるケースは少なくないだろう。これらのリンク機能は、異なるパスで同じファイルやフォルダーを表したい場合に便利だ。Windowsの場合、シンボリックリンク、ジャンクション、ハードリンクがこれらに相当するが、これらは「エクスプローラー」では作成することができない。そこでお勧めしたいのが、「リンク作成シェル拡張」などのシェル拡張ツールだ。

 本ソフトを利用すると、ファイルやフォルダーのシンボリックリンク、ジャンクション、ハードリンクをGUI操作で作成することが可能。ファイルやフォルダーをマウスの右ボタンでドラッグし、通常のコピー・移動操作の要領でドロップすると、ボタンを離したタイミングでコンテキストメニューが現れるので、その中から作成したいリンクの種類を選択すればよい。「コマンド プロンプト」で“mklink”コマンドを利用するよりも簡単なので、シンボリックリンクなどを扱う機会の多いユーザーには便利だろう。

 そのほかにも、ジャンクションのリンク先を表示する機能などを搭載。ジャンクションのプロパティ画面に[シンボリック リンク]というタブが追加され、そこでジャンクションのリンク先を確認したり、[移動]ボタンを押してリンク先のフォルダーへ移動することができる。

 なお、本ソフトはもともとT.Kawasaki氏によって開発されたツールだが、現在はkobake氏によって“GitHub”でメンテナンスされている。旧版には[リンクを作る]メニューしか提供されておらず、フォルダーの場合はジャンクション、ファイルの場合はハードリンクが作成される仕組みだったが、新版ではジャンクション、シンボリックリンク、ハードリンクそれぞれにメニュー項目が設けられており、ユーザー側で選べるようになっている。通常はシンボリックリンクを選べばよいが、このリンクは比較的新しい機能であるため、古いアプリケーションでは解釈できない場合がある。そんな場合は、ジャンクションやハードリンクを使い分ける必要があるだろう。

ソフトウェア情報

「リンク作成シェル拡張」
【著作権者】
T.Kawasaki 氏、kobake 氏
【対応OS】
Windows 7(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.54(16/01/21)