レビュー

見えているのにコピーできないテキストをコピーできるようにする「PointClip」

マウスカーソルの位置にあるコントロールからテキストを取得してストック

「PointClip」v0.22

 「PointClip(ポイントクリップ)」は、マウスのカーソル位置にあるコントロールからテキストを取得できるツール。Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10でも動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 ウィンドウタイトルやラベル、ツールチップなどのコントロールに書かれているテキストは、キャレット(カーソル)がないため選択できず、よってクリップボードへコピーすることもできない。たとえば、ソフトの不具合報告のためにバージョンを取得しようと思っても、バージョン番号が書かれているのがラベルコントロールならばクリップボードへコピーすることができず、目視で転写する必要がある。これは面倒だし、間違いが入り込む余地があり好ましくない。

 そこで便利なのが「PointClip」だ。本ソフトを利用すると、マウスカーソルの下にあるコントロールから名前(accName)や値(accValue)を得ることが可能。要するに、ウィンドウのタイトル、ボタンやラベルのテキスト、ツールチップのテキストといった、UIコントロールのテキストを取得することができる。OS標準のコントロールではない、独自で実装された一部のコントロールでは取得に失敗することがあるようだが、たいていの場合は問題なく動作するようだ。

 コントロールのテキストを取得するには、本ソフトを有効化した状態(起動すると自動で有効化される)で目的のコントロールの上へマウスカーソルを移動させる。すると“accName”や“accValue”欄に当該コントロールのテキストが格納されるので、“accName”の場合は[Shift]+[A]キー、“accValue”の場合は[Shift]+[Z]キーを押せば、背景がクリーム色のテキストボックスに取得したテキストがストックされる。あとはこのテキストをクリップボードへコピーして利用すればよい。

 ストックしたテキストは、[クリア]メニューを選択すると消去することが可能。メインメニュー左端の[再開][停止]メニューで、テキストの取得を有効化・無効化できる。

 初期設定では、取得されたテキストが改行区切りでストックされるが、[設定]ダイアログからこれをタブ区切りに変更することが可能。そのほかにも、停止・再開やテキスト取得のショートカットキーをカスタマイズすることもできる。

本来コピペできないラベルのテキストなどを取得してクリップ
[設定]ダイアログ

ソフトウェア情報

「PointClip」
【著作権者】
エムティ・ソフト 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.22(15/11/15)