レビュー

Kaspersky Lab製のソフトウェア自動更新ツール「Kaspersky Software Updater」

日頃利用しているソフトのバージョンを常に最新に保ちセキュリティを高めよう

「Kaspersky Software Updater」v1.5

 「Kaspersky Software Updater」は、Kaspersky Labが開発したソフトウェア自動更新ツール。編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。Kaspersky LabのWebサイトから英語ベータ版を無償でダウンロードできる。

 日頃利用しているソフトのバージョンを常に最新に保つのは、セキュリティを高める上でもっとも重要な心掛けの一つだ。しかし、ソフトのバージョンを手動でひとつひとつチェックし、アップデートが提供されていれば更新するという作業は非常に手間がかかり、億劫でもある。

 本ソフトは、そうした悩みを解決するためのソフトウェア自動更新ツールのひとつだ。テストを目的として提供されているベータ版だが、セキュリティ製品で有名なKaspersky Labが開発している点や、無償で利用できる点、ユーザーインターフェイスがシンプルでわかりやすい点はメリットと言えるだろう。

 本ソフトはタスクトレイ常駐型のアプリケーションになっており、バックグラウンドで定期的にシステムにインストールされているソフトのバージョンチェックが行われる。バージョンチェックの対象となるソフトの一覧は明らかにされていないが、「Java」などのランタイム、「Firefox」「Opera」といったWebブラウザー、およびマルチメディアプレイヤーなどが対象となっているようだ。

 新しいバージョンが発見されると、それがポップアップでデスクトップへ通知されるので、あとはウィザードに従ってアップデート処理を行えばよい。アップデート処理は「Kaspersky Software Updater」がほぼ全自動で行ってくれるので、ユーザーがインストールウィザードを操作したりする必要はない。また、複数のソフトをまとめて更新したり、選択したソフトのみをアップデートするといったことも行える。

新しいバージョンが発見されると、ポップアップでデスクトップへ通知
アップデート処理は、Webブラウザーの終了を求められたりする以外はほぼ全自動。稀に失敗することもあるが、再度挑戦すればおおむね成功するようだ

 なお、バージョンチェック処理は初期状態で毎日行うようにセットされているが、設定画面で変更することも可能。定期実行を無効化し、マニュアルでチェックするように指定することもできる。

すべてのソフトのアップデートが完了
設定画面では定期実行の設定を変更することが可能

ソフトウェア情報

「Kaspersky Software Updater」
【著作権者】
Kaspersky Lab ZAO
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.5 beta

(樽井 秀人)