レビュー

「Firefox」のキャッシュを1クリックで削除「Empty Cache Button」

メモリキャッシュとディスクキャッシュどちらか一方のみの削除も可能

「Empty Cache Button」v2.7

 「Empty Cache Button」は、「Firefox」に保存されているキャッシュファイルを簡単に削除できる寄付歓迎の拡張機能。「Firefox」v32.0以降に対応しており、編集部にてWindows 8.1上の「Firefox」v37.0.2で動作を確認した。“Add-ons for Firefox”から無償でダウンロードできる。

 キャッシュファイルの削除はツールバー上に追加されるボタンのクリックか[F9]キーを押すことで可能。デフォルトでは“Memory Cache”(メモリ上にキャッシュしているデータ)と“Disk Cache”(ストレージ内にキャッシュしているデータ)が削除される。

 ボタンをクリックした際にどのキャッシュが削除されるかを設定しておくことも可能。拡張機能のボタンの右クリックメニューから[Options]項目を選ぶと拡張機能の設定ダイアログが現れる。チェックボックスのON/OFFで削除対象を設定すればよい。また、ボタンの右クリックメニューは、直接任意のキャッシュを削除する項目も備える。

 さらに、キャッシュの削除に成功した後、現在開かれているタブをリロードするか否かを設定できる。設定ダイアログのラジオボタンで、“No refresh”(一切リロードしない)、“Reload active tab”(現在アクティブなタブのみリロード)、“Reload all tabs”(全てのタブをリロード)が選択可能。そのほか、その下のチェックボックスでキャッシュの削除に成功した際の通知の表示・非表示をON/OFFできる。

 なお、「Firefox」v31.0以前のバージョンの「Firefox」では“Offline Cache”(オフライン作業を行うためのデータのキャッシュ)と“Favicon Cache”(ブックマークに利用される“Favicon”のキャッシュ)を削除できるとのこと。

ソフトウェア情報

「Empty Cache Button」
【著作権者】
mvm 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.7(14/09/02)

(市川 祐吉)