レビュー

進捗報告書の作成が可能なToDo管理ソフト「ToDo x Rocky」

ファイルのD&DでToDoを作成する機能や「Excel」向けにToDo一覧を出力する機能も

「ToDo x Rocky」v3.60

 「ToDo x Rocky」は、登録されたToDoを元に進捗報告書を作成することもできるToDo管理ソフト。Windows 2000/XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 ToDoをタブごとにまとめて管理する方式を採用しており、このタブを1つの“プロジェクト”としてToDoを管理する仕組み。タブはメイン画面内のタブを右クリックすることで追加・編集可能なほか、[すべて]タブ内では全タブ上のToDoを一覧できる。

 ToDoの一覧には名称や進捗度、重要度、締め切り、終了日時のほか、“リンク”項目が表示される。[リンク]欄にURLやファイル・フォルダへのパスを設定しておくと、ToDo一覧から[リンク]欄をクリックした際に設定しておいたWebページやファイル、フォルダを開くことが可能。[リンク]欄へはToDoの設定時に手動で入力することもできるが、ファイルやフォルダーを本ソフトにドラッグ&ドロップすると、それを“リンク”として設定した新規ToDoが作られるので、ファイルに関連付けておきたいToDoの作成時に活用したい。

 また、タブ単位でToDoの進捗状況をまとめたレポートを作成する機能を備える。利用するには、まずレポートにしたいタブの右クリックメニューから[ツール]-[レポート作成]項目を選択しよう。次に、[レポート作成]ウィンドウの中で項目名や進捗度、重要度などからレポートに記載したいものを選び、送付元や送付先の名前などの設定を行って[作成]ボタンを押せば、レポートを作成可能。完成したレポートは[コピー]ボタンでクリップボードへコピーできるほか、テキストファイルとして出力できる。レポートの作成時に進捗表に含めるToDoを重要度や進捗状況で絞り込むことも可能。

 そのほか、タブ単位でToDoの一覧を既存のXLSファイルのシート上に貼り付けることも可能。タブの右クリックメニューから、[ツール]-[エクセルに出力]項目を選択し、XLSファイルとシートの名称、貼り付けるセルなどを設定してから[OK]ボタンを押すと、「Microsoft Excel」が起動して指定された位置にToDo一覧が貼り付けられる。

ドラッグ&ドロップなら手軽に“リンク”を設定できる
レポートはクリップボードへ送ったりテキストファイルとして出力可能

ソフトウェア情報

「ToDo x Rocky」
【著作権者】
園葉かぎり 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.60(12/07/10)

(市川 祐吉)