レビュー

右クリックメニューからファイル・フォルダー日時やExif日時を編集「Timestamp Editor」

指定したフォルダー以下のファイル・フォルダーのタイムスタンプを一括変更することも

「Timestamp Editor」v2.00

 「Timestamp Editor(タイムスタンプ エディタ)」は、エクスプローラーの右クリックメニューから簡単にファイルやフォルダーのタイムスタンプを編集できるソフト。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。ベクターのライブラリサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 3.5が必要。

 本ソフトは、ファイルやフォルダーの作成日時・更新日時・アクセス日時を変更するツール。右クリックメニューから簡単に呼び出せるのが特長で、指定したフォルダー以下のファイル・フォルダーのタイムスタンプを一括変更することも可能。ファイルやフォルダーの属性(読み取り専用・アーカイブ・隠しファイル・システム)変更や、写真に含まれるExifの日付情報(撮影日時・デジタルデータ作成日時・ファイル作成日時)を編集したり、削除する機能も備える。

 利用するには、まず本ソフトをエクスプローラーの右クリックメニューへ登録する必要がある。“TimestampEditor.exe”を管理者権限で起動し、[登録]ボタンを押してファイルやフォルダーの右クリックメニューに「Timestamp Editor」を登録しよう。現在の状態が“登録済み”になれば、登録作業は完了だ。右クリックメニューから本ソフトを削除したい場合は、[解除]ボタンを押せばよい。

 なお、初期状態では対象のフォルダー・ファイルのタイムスタンプを編集するモードになっている。指定したフォルダー以下を一括編集したい場合は、“フォルダ”欄にある[フォルダ配下]というラジオボタンをクリックして、動作モードを切り替える必要があるので注意。

“TimestampEditor.exe”を管理者権限で起動し、[登録]ボタンを押してファイルやフォルダーの右クリックメニューに「Timestamp Editor」を登録

 タイムスタンプの編集画面では、作成日時・更新日時・アクセス日時をカレンダーコントロールで編集可能。[選択]ボタンをクリックすると、時刻部分だけを“00:00”にしたり、現在時刻に合わせたりといったことが手軽に行える。また、[一括設定]メニューを利用すれば、作成日時・更新日時・アクセス日時をまとめて現在日時に合わせるといった作業も簡単。ショートカットキーを活用すれば、作業効率をさらに高めることができる。

「Google Chrome」で表示される赤い警告画面

編集部注:27日15:30現在、「Google Chrome」で本ソフトをダウンロードしようとすると赤い警告画面が表示され、ダウンロードがブロックされる現象を編集部で確認しています。しかし、ダウンロードしたファイルを「カスペルスキー インターネット セキュリティ」「ESET Smart Security」「Norton AntiVirus」でマルウェアスキャンしたところ、問題は検出されませんでした。ブロックされた場合も警告画面の[詳細]リンクから詳細情報を展開し、[このサイトにアクセスする]リンクをクリックすれば、「Google Chrome」の[ダウンロード]画面でブロックを解除することが可能です。

ソフトウェア情報

「Timestamp Editor」
【著作権者】
wtr 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.00(14/06/20)

(樽井 秀人)