レビュー

Web上の画像やファイルを好みのクラウドへ直接保存できるChrome拡張「Ballloon」

“Dropbox”“Google ドライブ”“OneDrive”などのストレージサービスに対応

「Ballloon for Chrome」v1.7.3

 「Ballloon for Chrome」は、Webページにある画像やファイルをクラウドストレージへダイレクトに保存できる「Google Chrome」用の拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Google Chrome」v40.0.2214.111で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。

 “Ballloon”は、指定したURLのファイルをオンラインストレージへ保存できるクラウドサービス。“Dropbox”“Google ドライブ”“OneDrive”“Box”“Copy”“SugarSync”といったメジャーなオンラインストレージに対応しており、ファイルを指定してストレージサービスのボタンを押すだけのシンプルな操作で、オンラインのファイルをクラウドへ直接保存できる。クラウドへまとめて保存しておけば失くす心配はないし、複数の端末に同期して利用できるので便利だ。

 その“Ballloon”の公式拡張機能が「Ballloon for Chrome」だ。本拡張機能を利用すると、閲覧ページにある画像にストレージサービスのアイコンがオーバーレイ表示される。ストレージサービスのアイコンをクリックすれば、当該画像を簡単にストレージサービスへ転送できるというわけだ。なお、ストレージサービスのアイコンの横にあるフォルダーアイコンは、画像の保存時にフォルダーを選択するかどうかを切り替えるスイッチとなっている。いつものフォルダーにすばやく保存したい場合は、OFFにしておくとよい。

閲覧ページにある画像にストレージサービスのアイコンがオーバーレイ表示
フォルダーを選択してストレージサービスへ保存

 利用するには、まず“Ballloon”のセットアップを行う必要がある。“Ballloon”は“Google アカウント”と紐付けて利用するので、あらかじめ“Google アカウント”を用意しておこう。“Google アカウント”で認証を行えば“Ballloon”のセットアップの設定は完了。同一の“Google アカウント”でログインすれば、異なる環境でも同じ設定が利用できる。

 次に、“Ballloon”とストレージサービスの連携を有効化する。たとえば“OneDrive”の場合、“Microsoft アカウント”でログインし、“Ballloon”に“OneDrive”のアクセス権限を与える必要がある。この作業は初回利用時に一度行うだけでよい。

“Ballloon”とストレージサービスの連携を有効化。この作業は初回利用時に一度行うだけでよい

 本拡張機能は、画像のクイック保存機能のほかにも、リンクの右クリックメニューから保存する機能も備える。画像以外のファイルを保存したい場合は、この右クリックメニューを利用することになるだろう。“Ballloon”へ送ったファイルは種類(MIMEのタイプ)ごとにフォルダー分けされ、ストレージサービスの指定したフォルダーに保存される。ファイルの保存履歴は、拡張機能のボタンを押すと現れるポップアップで確認可能だ。

リンクの右クリックメニューから保存
ファイルの保存履歴は、拡張機能のボタンを押すと現れるポップアップで確認可能

ソフトウェア情報

「Ballloon for Chrome」
【著作権者】
CDMT Co., Ltd.
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.7.3(15/02/08)

(樽井 秀人)