レビュー

プロセスやネットワーク、ハードウェアの情報をシンプルに表示「Wise System Monitor」

必要な情報をデスクトップの隅へコンパクトに表示するフローティングウィンドウが魅力

「Wise System Monitor」v1.14.19

 「Wise System Monitor」は、システムチューンナップソフト「Wise Care 365 Free」などの製品で知られるWiseClearner製のシステムモニター。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8に対応する非商用利用のみのフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからベータ版をダウンロードできる。

 本ソフトを利用すると、システム内で実行されているプロセスに関する情報、CPUの温度やファンの回転数といったハードウェア情報、ネットワークトラフィック、メモリの利用状況などをモニタリングして表示することが可能。シンプルなデザインが好印象だ。

 なかでも最大の特長は、コンパクトなフローティングウィンドウでシステム情報を提供してくれることだろう。このフローティングウィンドウはデスクトップ右下に表示され、アップロード速度、ダウンロード速度、メモリ利用率といった情報を小さなバーにまとめて表示してくれる。CPU利用率の推移を表すミニグラフやCPUのリアルタイム温度を表示することも可能。

 さらに、各項目をクリックするとウィンドウが縦に広がり、追加の情報が表示される。たとえばアップロード速度の欄をクリックすると、アップロード量の多いアプリケーションの一覧やアップロード速度の推移を表すグラフを閲覧することが可能。メモリ利用率の欄をクリックすれば、メモリを消費しているアプリケーションが簡単にチェックできる。また、CPU温度の欄をクリックすれば、CPUの他にマザーボードやHDDの温度を確認することが可能。フォーカスを失うと元のバー表示に戻るので、他の作業の邪魔にならないのもうれしいポイントだ。

初期状態のフローティングウィンドウ。小さなバーに必要な情報をコンパクトにまとめる
ダウンロード速度欄をクリック。ダウンロード量の多いアプリケーションと、ダウンロードスピードの推移が表示される
アップロード速度欄をクリック
メモリ利用率欄をクリック
CPU利用率のミニグラフをクリック。各アプリケーションのCPU利用率がチェックできる
CPU温度欄をクリック。CPU以外にもマザーボードとHDDの温度が確認可能に

ソフトウェア情報

「Wise System Monitor」ベータ版
【著作権者】
WiseClearner
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用利用のみ)
【バージョン】
1.14.19(14/09/11)

(樽井 秀人)