レビュー

フォルダの更新日時を中身の最新更新日時に合わせるツール「FolderTimeUpdate」

“基準フォルダ”以下のファイルを一括更新できる点やテストモードを備える点が便利

「FolderTimeUpdate」v1.00

 「FolderTimeUpdate」は、フォルダの更新日時をその中にある最新のファイルやフォルダに合わせることができるツール。Windows 2000からWindows 8までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトから32bit版と64bit版がダウンロードできる。

 Windowsではフォルダの内容が書き換えられても“更新日時”がアップデートされない。この挙動に不満を感じる場合は、「FolderTimeUpdate」を試してみよう。

 本ソフトを利用すると、指定したフォルダに含まれるすべてのファイル・フォルダをスキャンし、当該フォルダの更新日時を、その中でもっとも新しいファイル・フォルダの更新日時へ合わせることが可能。これでフォルダの内容が書き換えられた日時が、フォルダの更新日時にも反映されるようになる。実行ファイル単体で動作するポータブルアプリなので、USBメモリなどに入れて持ち運べば何かと役に立つだろう。

 利用方法は簡単で、“基準フォルダ(Base Folder)”を指定し、[Start]ボタンを押すだけでよい。“基準フォルダ”以下のフォルダの更新日時が一括でアップデートされる。スキャンするフォルダ階層の上限を指定したり、空のフォルダの更新日時を指定した日時へアップデートすることも可能だ。ただし、空フォルダの更新日時を指定する場合は注意。協定世界時との差を考慮しないので、日本時間にする場合はユーザー側で9時間加算して日時を指定する必要がある。

 なお、“シミュレーションモード(Simulation mode)”を有効にすれば、フォルダの更新日時がどのようにアップデートされるかをテストすることが可能。フォルダの更新日時がいきなり書き換えられるのが不安な場合は、まず“シミュレーションモード”で試してみることをお勧めする。

ソフトウェア情報

「FolderTimeUpdate」
【著作権者】
Nir Sofer 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 2000からWindows 8まで(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.00(14/07/15)

(樽井 秀人)