レビュー

“Google カレンダー”“ToDo リスト”と同期できるストアアプリ「gmail calendar」

スタート画面のタイルで直近の予定を確認できる

「gmail calendar」v2.2.0.1
ライブタイルで直近の予定を通知

 「gmail calendar」は、“Google カレンダー”とデータ同期が可能なスケジュールアプリ。x86/x64/ARM環境に対応するWindows ストアアプリで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。“Windows ストア”から無償でダウンロードできる。

 Windows 8標準のカレンダーアプリは、“Google カレンダー”との同期がサポートされていないのが難点だ。Microsoftは“Outlook.com”の利用を推奨しているが、Androidスマートフォンを利用しているなどの理由で、“Google カレンダー”を使い続けたいと考えているユーザーは少なくないだろう。

 そんなユーザーにお勧めなのが「gmail calendar」だ。本アプリを利用すると、“Google カレンダー”で登録したイベントをダウンロードし、ローカルで閲覧することが可能。ビューはリスト・日・週・月が選択可能で、デザインはWindows 8標準のカレンダーアプリに準じている。ライブタイルによる通知に対応しており、スタート画面のタイルで直近の予定を確認できるのは、Windows ストアアプリならではの要素と言えるだろう。

ビューはリスト・日・週・月が選択可能

 もちろん予定の追加や編集、削除といったカレンダーの編集も可能。オフラインモードもサポートされており、インターネットへ接続すると自動で“Google カレンダー”と内容が同期される。

 過去のバージョンでは同期処理が上手くいかない不具合を抱えていたが、最近のバージョンではおおむね解消されているようだ。しかし、編集部にて試用したところ、メインカレンダー以外のカレンダーの同期処理が若干不安定で、イベントが表示できなくなるケースに遭遇した。アプリバーにある[Visibility]ボタンで表示・非表示を切り替えるなどすると、カレンダーを再び表示させることができるようだ。

 そのほかにも、“ToDo リスト”とタスクが同期できるのが便利。タスクの一覧へは、アプリバーにある[Tasks]ボタンからアクセス可能。タスクはタイル風に表示されており、未完了のものは背景色が濃いグレー、完了済みのものは薄いグレーで表示される。タスクの追加や削除、ステータスの変更などはアプリバーから行える。

“ToDo リスト”とタスクを同期

ソフトウェア情報

「gmail calendar」
【著作権者】
BRICKMAKERS GmbH
【対応OS】
Windows 8.1(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.2.0.1

(樽井 秀人)