レビュー

Ogg/FLACに対応、OS標準プレイヤーよりも機能が充実したストアアプリ版「MediaMonkey」

イコライザーやタグの編集、UPnP/DLNAを介したコンテンツの再生に対応

「MediaMonkey」v1.0.4.62

 「MediaMonkey for Windows 8/RT」は、Windows デスクトップ向けメディアプレイヤー「MediaMonkey」のWindows ストアアプリ版。x86/x64/ARM環境に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。“Windows ストア”からダウンロードできる。

 「MediaMonkey」は、大量の楽曲・動画・ポッドキャスト・オーディオブックを効率的に管理できる強力なメディアライブラリ機能をもったメディアプレイヤーソフト。CDのリッピングやタグの管理、メタデータベースのファイルリネーム、プレイリストの作成、UPnP/DLNAによるメディア共有といった機能を備えるオールインワン型のプレイヤーで、Windows デスクトップ向けとしてはもっとも人気の高いプレイヤーの一つと言える。ストアアプリ版の「MediaMonkey」も、OS標準のプレイヤーである「ミュージック」より高機能なのでぜひチェックしてみてほしい。

 ストアアプリ版の利点は、Windows 8との親和性が高いことだろう。スナップ表示で他のストアアプリと共存させたり、バックグラウンドでメディアを再生し、再生コントロールを音量ボタンで呼び出すといったことが可能。

アプリをスナップ
バックグラウンド再生。音量ボタンで再生コントロールを呼び出す

 また、MP3/M4A/Ogg/FLAC/WMAといった多彩なフォーマットをサポートするのも魅力だ。とくにOggやFLACは「ミュージック」でサポートされていないのでありがたい。さらにイコライザー機能がサポートされており、自分好みの音質で楽曲を楽しむことが可能。アルバムやトラックの音量レベルを揃えることもできる。

再生画面
イコライザー機能

 デスクトップ版ほどではないものの、ライブラリ関連の機能も充実している。アーティストやアルバム、発売日、ジャンルなどで楽曲をグルーピングできるほか、プレイリストやタグの編集も可能。メディアをスキャンするフォルダは「ミュージック」とは独立で管理されており、リムーバブルメディアをスキャン対象に加えることもできる。UPnP/DLNAを介したコンテンツの再生にも対応する。

タグの編集
メディアをスキャンするフォルダの管理

 さらにアプリ内でアドオンを購入することにより、デスクトップ版「MediaMonkey」と楽曲(メタデータを含む)・プレイリストを同期できる“Wi-Fi Sync”などが利用できるようになる。アドオンの価格は400円(税込み)。

アプリ内でアドオンを購入することにより機能を拡張できる
メイン画面のメインカラーをカスタマイズすることも

ソフトウェア情報

「MediaMonkey」
【著作権者】
Ventis Media, Inc.
【対応OS】
Windows 8/RT(x86, x64, ARM)(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.4.62(13/05/17)

(柳 英俊)