レビュー

右クリックメニューから手軽にアプリを「Windows ファイアウォール」へ登録するツール

64bit版を含むWindows XP/Vista/Server 2008/7/8/8.1に対応

「Tweaking.com - (Right Click) Allow, Block or Remove - Windows Firewall」v1.0.0

 「Tweaking.com - (Right Click) Allow, Block or Remove - Windows Firewall」は、指定した実行ファイルの通信を手軽にファイヤーウォールで許可・ブロックするためのユーティリティソフト。64bit版を含むWindows XP/Vista/Server 2008/7/8/8.1に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトを利用すると、「Windows ファイアウォール」の許可リストを編集して、指定した実行ファイルの通信を許可するかブロックするかを右クリックメニューから簡単に切り替えることが可能。「Windows ファイアウォール」の許可リストはコントロールパネルなどで編集可能だが、メニュー階層が深い上にあまり使いやすくはない。本ソフトはあくまでもすべての送受信の許可・ブロック・禁止を切り替えるだけの簡易的なツールだが、その分わかりやすく手軽と言えるだろう。たとえばアプリの実行テストを行うときなど、一時的にファイヤーウォールでブロックしたい場合にも役立ちそうだ。

「Right_Click_Options.exe」を起動してメニューを登録

 利用するにはまず、書庫ファイルを解凍すると現れる「Right_Click_Options.exe」を実行しよう。メイン画面にある[Add Right Menu]リンクをクリックすると、実行ファイルの右クリックメニューに許可(Allow)・ブロック(Block)・削除(Remove)の3つのメニューが追加される。“許可”メニューと“ブロック”メニューの機能は名前の通り。“削除”メニューは、ファイヤーウォールの許可リストから当該実行ファイルのエントリを削除する。

 なお、本ソフトのメニューは実行ファイルのショートカットの右クリックメニューからも利用できるが、「Windows ファイアウォール」の許可リストへの登録は行えなかった。実行ファイルの右クリックメニューを利用する必要があるようだ。

「メモ帳」を“許可”してみたところ
「メモ帳」を“ブロック”。ファイヤーウォールの許可リストにも反映される

ソフトウェア情報

「Tweaking.com - (Right Click) Allow, Block or Remove - Windows Firewall」
【著作権者】
Tweaking.com
【対応OS】
Windows XP/Vista/Server 2008/7/8/8.1(64bit版を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0.0(13/12/05)

(柳 英俊)