レビュー

3D描画されたリアルな宝石が回転するアニメーションGIFを簡単に作成「Garnet」

ダイヤモンドやサファイアなどが輝きながら回転するアニメーションを作成できる

「Garnet」v1.10
「Garnet」で作成したアニメーションGIF

 「Garnet」は、簡単にリアルな宝石の画像を3D描画できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 宝石はポリゴンを使って3D描画され、透明度や反射率などを考慮したレンダリングが可能。レンダリングした画像はBMP形式で保存するほか、宝石が回転するアニメーションをアニメーションGIF形式として出力することもできるのが特長。

 画面には、右上に4つのプルダウンリスト、下部に3つの枠が表示されている。プルダウンリストでは、宝石の種類・カット方式・色・反射率を選択でき、宝石の種類を選ぶと残り3つの項目が自動で最適なものに設定されるが、個別にカットや色などを変更することも可能。宝石の種類は、ダイヤモンドやサファイア、エメラルド、ガーネットなど7種類が用意されている。

 画面右下の枠では光源の位置、中央の枠では宝石の向きをドラッグや画面上のボタンなどで設定できる。また、画面左下の枠の下にある[ray-trace]ボタンを押せば、宝石を枠の中にレンダリングでき、[s.shot]ボタンで画像として保存できる。また、[HQ]ボタンを押すとより高画質でレンダリングすることが可能。

“新規オート・スクリーンキャプチャー保存 (New)”ダイアログ

 アニメーションGIFファイルを作成するには、あらかじめアングルや光源の位置を設定したあと、[Automatic Screen Capture]メニューの[NEW]項目から“新規オート・スクリーンキャプチャー保存 (New)”ダイアログを表示する。このダイアログでは、1回転に利用するコマ数と回転方向を設定可能で、[OK]ボタンを押すと自動でレンダリングが始まる。

 レンダリングが完了したら表示されるダイアログに従い、[Automatic Screen Capture]メニューの[Make Animation GIF]項目から先ほど生成されたファイルを指定する。あとは、ダイアログで1コマを何秒表示するかを設定すればアニメーションGIFファイルを作成可能。

レンダリングが完了すると表示されるダイアログ
ダイアログで1コマを何秒表示するかを設定

ソフトウェア情報

「Garnet」
【著作権者】
taichi tamura 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.10

(長谷川 正太郎)