REVIEW(12/10/30)

SQL文・正規表現・“Migemo”を利用して検索できるDB内蔵の音楽プレイヤー「Lutea」

“Replay Gain”機能やギャップレス再生機能を備える

「Lutea」v0.10「Lutea」v0.10

任意のSQL文を登録可能任意のSQL文を登録可能

 「Lutea」は、データベースを内蔵して柔軟な検索を高速で行えるライブラリ型の音楽プレイヤー。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には.NET Framework 3.5が必要。

 検索にSQL文や正規表現を利用できるほか“Migemo”を利用でき、ローマ字入力で日本語を使ったインクリメンタルサーチが可能。また、あらかじめ“3日以内に追加・更新された曲”“まだ聞いていない曲”“一週間以内に聞いた曲”といった検索条件が登録されており、選択するだけででライブラリの楽曲を絞り込めるほか、任意のSQL文を登録することもできる。

 画面は4つのペインで構成されており、右上ペインで再生などのコントロール、右下ペインにプレイリスト、左上ペインに登録された検索条件、右下ペインにアーティスト名やアルバム、ジャンルなどの一覧が表示される。また、画面下部のテキスト入力欄からは、検索条件もしくは検索キーワードを入力欄して楽曲を絞り込み可能。

 再生機能としては、ボリュームを自動調節する“Replay Gain”機能や曲間に無音を挿入しないギャップレス再生機能を備えるほか、低レイテンシーで高音質な音声再生が可能なオーディオAPI“Windows Audio Session API(WASAPI)”に対応している。

 なお、本ソフトは、データベース型の音楽プレイヤー「H2k6」風をうたっており、「H2k6」で使われる“Q”形式のクエリファイルを利用可能だ。

【著作権者】
gageas 氏
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.10(12/05/30)

(長谷川 正太郎)