REVIEW(12/07/03)

レゴブロックの世界を創造するLEGO公認のGoogle製Webアプリ“Build”

Googleマップ上のオーストラリアとニュージーランドにレゴブロックを組み立て

14種類のブロックを最大1,000個まで利用可能14種類のブロックを最大1,000個まで利用可能

公開されている作品群公開されている作品群

 “Build”は、レゴブロックを楽しめる3D描画のWebアプリケーション。利用には「Google Chrome」が必要となっており、編集部にて「Google Chrome」v20.0.1132.47上で動作を確認した。なお、WebGLの技術を最大限まで使っているため、動作速度はパソコンのグラフィックス性能に大きく依存する。

 本Webアプリは、LEGO社製のブロックがオーストラリアに渡ってから50周年を記念し、Google社がLEGO社の協力を得て制作したもの。また、「Google Chrome」の3Dグラフィックス機能を体験する目的でも利用してほしいと、Google社は説明している。

 Webサイトにアクセスすると、レゴブロックで形作られたオーストラリアとニュージーランドがGoogleマップ上に表示される。右上の[Build]ボタンを押すと、Googleマップ上に敷地が与えられるので、そこにレゴブロックの作品を組み立てる仕組みだ。

 12種類の基本ブロックに加えて、ドアと窓の特殊ブロックが用意されており、それぞれ10色から選べる。ブロックは最大1,000個までとなっており、マウスクリックやカーソルキーで配置する。完成した作品はWebアプリ上に公開でき、自分の作品を含めて公開中の全作品を閲覧可能。ただし、組み立て途中の状態を保存する機能はなく、公開した作品はあとから修正・削除することもできない。

 なお、作品を公開するときにはGoogleのアカウント、もしくはメールアドレスと誕生日を登録する必要がある。また、機能上で厳しい規制がない代わりにローカルルールが設定されており、個人情報を含む作品や、なにかを宣伝する作品、宗教や政治に関わる作品などは禁止されている。

(中井 浩晶)