REVIEW(12/04/04)

あるとうれしい便利なコマンドを「Visual Studio」へ追加する「PowerCommands」

ちょっとした“一手間”を省いて開発効率を高めよう

「PowerCommands for Visual Studio 2010」v1.0.2.3「PowerCommands for Visual Studio 2010」v1.0.2.3

 「PowerCommands for Visual Studio 2010」は、あるとうれしい便利なコマンドを多数「Visual Studio」へ追加してくれる拡張機能。「Visual Studio 2010」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Visual Studio Professional」で動作を確認した。現在、ライブラリサイト“Visual Studio Gallery”からダウンロードできる。

 「PowerCommands」をインストールすると、「Visual Studio」に20個以上の便利なコマンドが追加される。たとえば、“ソリューションエクスプローラー”で右クリックメニューを開いてみよう。すると、コマンドプロンプトを起動する、ソースコードの保存されているフォルダをエクスプローラで開く、ファイルのパスをコピーするといったコマンドが追加されているのがわかる。

「PowerCommands」の利用前「PowerCommands」の利用前

「PowerCommands」の利用後「PowerCommands」の利用後

 また、ソリューションやプロジェクトの右クリックメニューならばプロジェクトをアンロードしたり、プロジェクト内のソースコードから不要な“Using”を削除して並べ替えるといったコマンドが利用可能。そのほか、[Ctrl]+[Shift]+[Z]で閉じたタブを開いたり、クラスの右クリックメニューからGUID属性を付与するといったコマンドも用意されている。

 これらのコマンドはないと困るわけではない。しかし、あれば煩わしい“一手間”を省いて開発効率を高めることができる。

 なお、コマンドはオプション画面の[PowerCommands]設定で個別にON/OFF可能。設定画面ではほかにも、ファイルの保存時にソースコードを整形したり、不要な“Using”を削除して並べ替える機能を有効化することができる。ただし、“Using”の整理機能はC#言語のソースコードのみが対象となる。

[PowerCommands]設定[PowerCommands]設定[PowerCommands]設定

【著作権者】
Squared Infinity、Jarek Kardas 氏
【対応OS】
(Windows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.2.3(10/08/19)

(柳 英俊)