REVIEW(12/03/01)

クリップボードの画像データを手軽にファイルとして保存「Screenshot2Disk」

[PrintScreen]キーと組み合わせれば効果絶大

「Screenshot2Disk」v1.0.0.2「Screenshot2Disk」v1.0.0.2

 「Screenshot2Disk」は、クリップボードに保存された画像データを手軽にファイルとして保存できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。“CodePlex”のプロジェクトページからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4 Client Profileが必要。

 Windowsでは、[PrintScreen]キーでデスクトップ全体のスクリーンショットが簡単に撮れる。[Alt]+[PrintScreen]キーを利用すれば、アクティブなウィンドウのスクリーンショットを撮ることも可能。しかし、[PrintScreen]キーで撮ったスクリーンショットは、画像データとしてクリップボードに保存されるので、画像ファイルとして保存しようとすると案外手間がかかって面倒だ。

 そのような場合は、「Screenshot2Disk」がお勧め。[PrintScreen]キーで撮影したスクリーンショットデータを、エクスプローラの右クリックメニューから簡単にファイル化できる。保存日時がファイル名になるので、わざわざ名前を指定する必要もない。

 本ソフトを起動すると、小さなウィンドウが現れる。そこで[Add context menu entry]ボタンを押せば、フォルダの右クリックメニューに[Paste clipboard-image here]項目が追加される。このメニューを選択すれば、クリップボードに保存された画像データを当該フォルダへファイルとして保存可能。Windows Vista/7ならば、エクスプローラのフォルダ画面でも本メニューを利用できる。メニューを削除したい場合は、再び本ソフトを起動して[Remove context menu entry]ボタンを押せばよい。

起動時に現れるウィンドウで[Add context menu entry]ボタンを押す起動時に現れるウィンドウで[Add context menu entry]ボタンを押す

Windows Vista/7ならば、エクスプローラのフォルダ画面でも本メニューを利用可能Windows Vista/7ならば、エクスプローラのフォルダ画面でも本メニューを利用可能

本ソフトが対応するのは画像データのみ本ソフトが対応するのは画像データのみ

 また、Windows標準のスクリーンキャプチャツール「Snipping Tool」との相性もよい。「Snipping Tool」で“切り取り領域”を新規作成すると、それが画像データとしてクリップボードに自動保存される。あとは、本ソフトを使ってファイルとして保存すればよい。

 なお、本ソフトが対応するのは画像データのみで、画像ファイルなど、異なる形式のデータがクリップボードに保存されている場合はエラーが表示される。

【著作権者】
joe213 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0.2(12/02/14)

(柳 英俊)