REVIEW(12/02/17)

やりたい作業から「LibreOffice」の操作方法を調べられるPDF形式の無償電子書籍

『よく使うCalc&Writerマニュアル』『LibreOffice活用マニュアル』

『よく使うCalc&Writerマニュアル』『LibreOffice活用マニュアル』『よく使うCalc&Writerマニュアル』『LibreOffice活用マニュアル』

 『よく使うCalc&Writerマニュアル』『LibreOffice活用マニュアル』は、やりたいことから「LibreOffice」の操作方法を調べられるPDF形式の電子書籍。業務に使うオフィスソフトに「LibreOffice」を採用しているJA福岡市が制作・公開しているもので、JA福岡市のブログから無償でダウンロードできる。

 『よく使うCalc&Writerマニュアル』は、「LibreOffice」で使用頻度が高いワープロソフト「Writer」と表計算ソフト「Calc」を業務で使用する際に、頻繁に使われる操作を解説した電子書籍。JA福岡市が「LibreOffice」を導入する際に職員向けマニュアルとして配布されたもの。

 内容は、“Writer:フォントワークを縦書きにするには?”“Calc:セル内で改行するには?”といった質問ごとに、細かい操作方法が図入りで掲載されており、操作に迷った際に参照できるようになっている。また、“Writer:Word文書を開くと表組が2行になっているのですが?”“Calc:Excelファイルを開くと印刷ページがズレているのですが?”といった「Microsoft Office」から「LibreOffice」へ移行した際に戸惑う点の解決法なども解説されている。

 『LibreOffice活用マニュアル』は、より実務的な作業を「LibreOffice」で行う方法を解説した電子書籍。JA福岡市が「LibreOffice」を導入したあとに、職員から寄せられた問い合わせに対応して作られた。これまで「Microsoft Office」で行っていた作業を「LibreOffice」行う際に、迷う操作が解説されている。

 具体的な内容は、“Writer:定型文書(案内文や領収証)に差し込み印刷するには?”“Calc:自動入力を停止したいのですが?”といった質問に対応する操作方法を図入りで解説している。また、図形描画ソフト「Draw」に関する解説も掲載されている。

 なお、両電子書籍はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで配布されており、非営利目的で原著作者のクレジットを表示すれば、自由に複製、頒布、展示、実演できる。

(長谷川 正太郎)