REVIEW(12/01/10)

無人島に生息する野生馬の写真をスライドショーするJRA公式スクリーンセーバー

生息地である“ユルリ島”の風景とともに

「2012年JRAオフィシャルスクリーンセーバー」「2012年JRAオフィシャルスクリーンセーバー」

 「2012年JRAオフィシャルスクリーンセーバー」は、日本中央競馬会(JRA)が毎年公開しているスクリーンセーバーの2012年版。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、JRAのWebサイトからダウンロードできる。

 起動すると、写真家の石山勝敏氏が撮影した野生馬の写真を、その生息地である“ユルリ島”の風景とともにスライドショー表示していく。ユルリ島は北海道根室沖の無人島で、北海道の天然記念物に指定されており、希少鳥類であるエトピリカやチシマウガラスなども生息している。

 根室市のWebサイトによると、ユルリ島は昭和20年代に昆布漁の拠点として利用されていたため、そのときに輸送手段として馬が持ち込まれた。その後、船の機械化が進むとともに、ユルリ島の利用も減り、最終的に馬は島内に放牧されたとのこと。ユルリ島の馬はずんぐりとした小柄な体型で、本スクリーンセーバーの写真を見る限りでは道産子に似ている。

 なお本スクリーンセーバーには、JRAが配信する最新ニュースをティッカー表示する機能も搭載されている。

【著作権者】
日本中央競馬会
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(11/12/26)

(中井 浩晶)