REVIEW(11/11/02)

自機やフィールドの色を反転させてゴールを目指すパズルゲーム「XOR(エクソア)」

矢印のマスに乗って自機の色を、マスを動かしてフィールドの色を変えていく

「XOR(エクソア)」v1.13「XOR(エクソア)」v1.13

 「XOR(エクソア)」は、自機やフィールドの色を反転させながらゴールを目指す2Dパズルゲーム。Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作にはDirectX 9以降および.NET Frameworkが必要。

 画面は2D見下ろし型で、フィールドには正方形のマスが敷き詰められている。ゲームの目的は、キーボードのカーソルキーで丸い自機を操作し、ゴールを示す“G”と書かれたマスまで導くこと。

 正方形のマスは黒と白に分かれており、自機は自分と同じ色のマスの上を移動することが可能。また、矢印の描かれたマスには自機の色と関係なく移動することができ、上に乗ることで自機の色が白から黒、または黒から白へと反転する仕組み。

 さらに自機は、自分と接しているマスが自分の色と異なる場合、[Z]キーを押すことでそのマスを動かすことが可能。マスを動かすと、動かしたマスと、動かした先のマスの色が入れ替わる。なお、マスは1つずつしか動かせないため、動かしたいマスと動かす先のマスの色が異なる必要がある。また、×印の描かれたマスは、色に関わらず動かすことはできない。

 基本的には、矢印のマスに乗って自機の色を変える、マスを動かして自機の通り道を作るという2つの要素を使ってゴールを目指していく。ゴールのあるマスも黒か白に分類されているため、ゴールへ到達するためには、ゴール手前のマスや自機の色をあらかじめ調節しておく必要があるわけだ。

 またゲーム中は、[X]キーを押すことでゲームの状態を1手前の状態へ戻すことが可能。ただし、連続して戻すことはできないため、すぐに間違ったことに気づいて[X]キーを押せばよいが、手順を間違ったまま何手も進めてしまうと“詰み”の状態に陥ることがある。その場合は、リトライを選択することで、何度でもそのステージの初めからやり直すことが可能。

 複雑な手順を要するステージの途中で詰んでしまうと精神的なダメージが大きいが、それだけにステージをクリアしたときの達成感もひとしおだ。全50ステージが収録されており、やりごたえはバツグン。パズルゲームが好きな人はぜひプレイしてみよう。

【著作権者】
たていす 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.13(11/11/01)

(加藤 達也)