REVIEW(11/10/03)

500種類以上の画像形式に対応する画像一括加工ソフト「XnConvert」

リサイズやシャープなど複数の処理を複数の画像に対して一括で施せる

「XnConvert」v1.10「XnConvert」v1.10

 「XnConvert」は、複数の画像を一括で加工できるソフト。64bit版を含むWindowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。本ソフトは海外製だが、メニューなどの日本語化に対応している。

 多くの画像形式に対応する画像ビューワー「XnView」の作者が開発しており、500種類以上の画像形式に対応しているのが特長。JPEG/PNG/GIFといったよく使われる画像形式はもちろん、Googleが開発しているWebPのほか各種RAW画像も読み込める。

 リサイズ、コントラストの調整、透かしの追加など、多彩に用意された項目から必要な処理を選択し、複数の画像に対していくつかの処理を一括して行える。また、加工後は出力する画像形式を約70種類から選択可能。

 画面はタブ切り替え型になっている。利用する際はまず[入力]タブを開き、加工したい画像をドラッグ&ドロップして登録する。次に[動作]タブで画像に施す処理を設定しよう。[動作]タブは縦3ペイン構成になっており、画面左上にあるボタンをクリックすると処理を選択するためのメニューが表示される。

メニューから画像に施す処理を選択、右ペインで加工後の状態を確認できるメニューから画像に施す処理を選択、右ペインで加工後の状態を確認できる

 メニューには、リサイズ、トリミング、マスク、自動コントラスト、シャープ、ぼかしなど、多数の項目が用意されている。また、画像にテキストを挿入したり、セピア調や油絵風に加工するための項目もある。

 メニューから項目を選択すると左ペインに項目名が追加されていく。各項目名を選択すれば、中央ペインでシャープの強さなど処理ごとのオプションを調節できる。このとき、右ペインで加工する前と後の状態をプレビューで確認できる。

 画像に施す処理が決まったら、[出力]タブで加工した画像を保存するフォルダや画像形式をなどを設定しよう。ローカルに保存するだけでなく、“Picasa”や“Flickr”へ直接アップロードする機能も備えているのがうれしい。加えて、Exif情報を利用してファイル名をリネームすることも可能だ。

【著作権者】
Pierre-e Gougelet 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindowsなど(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.10(11/06/22)

(加藤 達也)