REVIEW(11/08/03)

タイプライター風の一面もあるカナフォント「サウンド オブ ひびのせいかつ」

少しいびつで角張った字体、レトロポップなかわいらしさが魅力

「サウンド オブ ひびのせいかつ」試用版「サウンド オブ ひびのせいかつ」試用版

 「サウンド オブ ひびのせいかつ」は、機械的な印象のカナフォント。Windowsに対応するOpenTypeフォントで、編集部にてWindows XPで動作を確認した。非商用に限りフリーで利用可能な試用版を、8月末までの期間限定で作者のWebサイトからダウンロードできる。なお商用の場合には、500円の製品版を購入する必要がある。

 ひらがな、カタカナ、一部の記号を収録し、少しいびつで角張った字体が特長。そのデザインは機械的な印象を与え、タイプライターの文字を連想させる。しかも線の太さが不揃いなため、とくに小さいフォントサイズで印字すると、それがちょうどインクの濃淡を再現しているようにも映る。

 タイプライターの文字といっても古臭い雰囲気はなく、レトロポップなかわいらしさが魅力だ。また文字の形や、線の太さ、文字列の並びによって、文字の重心が違って見えるので、それを活かすとおもしろいかもしれない。

【著作権者】
FLOP DESIGN
【対応OS】
(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用のみ、製品版は500円)
【バージョン】
試用版(11/08/01)

(中井 浩晶)