REVIEW(11/06/10)

登録したUstreamチャンネルの放送状況を通知するChrome拡張2種

管理機能が充実した「liveTV」、シンプルで使いやすい「VuStream」

「liveTV」v0.2.0.1「liveTV」v0.2.0.1

「VuStream」v0.1.4「VuStream」v0.1.4

 「liveTV」および「VuStream」は、生中継サービス“Ustream”の番組視聴を支援する「Google Chrome」用の拡張機能。どちらも「Google Chrome」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP上の「Google Chrome」v12.0.742.91で動作を確認した。両拡張機能ともライブラリサイト“Chrome ウェブストア”からダウンロードできる。

 行政刷新会議の“事業仕分け”や、宇多田ヒカルのコンサートが生中継されたことをきっかけに、その名が幅広い層に認知されつつあるUstream。また、東日本大震災の直後にテレビ各局が受信困難地域へ向けて報道番組を配信するなど、Ustreamの新たな活用法も見えてきた。

 認知度が高まれば、Ustreamのチャンネル数はどんどん増えていく。番組は基本的に生放送なので、放送中にアクセスしなければならないが、お気に入りのチャンネルが増えてくると、放送時間を把握するのが困難になってくる。そこでオススメする「liveTV」と「VuStream」は「Google Chrome」用の拡張機能として動作し、登録したチャンネルの放送状況を通知してくれる。

 どちらの拡張機能もメインの機能は同じで、登録したチャンネルが番組を放送しているときに、そのチャンネルをツールボタンのメニューに一覧表示する。また「Google Chrome」を起動したときには、放送中のチャンネルがポップアップ画面で通知される上、「Google Chrome」が起動しているときに登録チャンネルの放送が始まると、同様にポップアップ画面が現れる。

 大きな違いは、「liveTV」のほうが登録チャンネルの管理を得意としていること。チャンネルを登録するときに、任意のタイトル名やジャンルを指定できるため、たくさんのチャンネルを登録した場合にも管理しやすい。ただし、編集部にて確認したところ、UstreamのチャンネルはURLに日本語を含む場合があり、「liveTV」ではそれらのチャンネルの放送を認識できなかった。

 一方の「VuStream」では、日本語をURLに含むチャンネルでも正常に動作する。「liveTV」のようにチャンネルを管理する機能はないものの、登録したいチャンネルがそれほど多くないなら、機能がシンプルな分、「VuStream」のほうが使いやすいだろう。なお、どちらの拡張機能もUstreamに加えて、同種の生中継サービスである“Justin.tv”“Livestream”“own3D.tv”にも対応している。

「liveTV」

【著作権者】
Nikita 'BBQ' Dragomirov 氏、Roman 'iKrivetko' Pushkov 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.2.0.1(11/06/01)

「VuStream」

【著作権者】
778 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.1.4(11/06/04)

(中井 浩晶)