REVIEW(11/02/17)

スレートPCでも快適なコピー&ペースト操作を実現する「タッチで操作」

ジャスチャーによる“戻る”“進む”操作やタブの切り替え操作にも対応

「タッチで操作」v1.0.0「タッチで操作」v1.0.0

 「タッチで操作」は、スレートPCの操作支援ソフト。Windows 7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 スレートPCはキーボードをもたない上、右クリックメニューの表示にも操作の慣れが必要なため、カット&ペーストといった基本的な操作すらままならないことが少なくない。そんな場合は、「タッチで操作」を試してみよう。

 本ソフトは、メイン画面に用意されたボタンをタッチするだけで、アクティブなウィンドウへキーの押し下げ情報を送信できる。たとえば、[切り取り]ボタンをタッチすれば[Ctrl]+[X]キーを送信可能。標準的なUIガイドラインに従ったWindowsアプリケーションならば、これで選択テキストの切り取りが行えるはずだ。

 本ソフトではほかにも、元に戻す・コピー・貼り付け・削除といったテキスト編集コマンドに加え、作業の中断によく利用される[Esc]キーや、Webブラウザーの全画面表示などに便利な[F11]キーの送信にも対応している。ボタンのサイズは押しやすいサイズが確保されており、操作性は良好。メイン画面の半透明表示にも対応しているので、常に表示しておいてもあまり邪魔にはならないだろう。

 さらに、メイン画面下部の青い領域ではジェスチャーによるキーの送信が可能。たとえば、左にフリックすると[Alt]+左方向キーが送信される。このキーコンビネーションは、IEなど多くのソフトで“戻る”操作に割り当てられいる。また、タブを切り替えられる[Ctrl]+[Tab]キーの送信にも対応。タブを複数開いてタブの幅が狭まり、タッチ操作では切り替えが難しい場合に便利だ。そのほかの利用できるジェスチャーについては、ヘルプボタンをタッチすると現れるヘルプを参照してほしい。

【著作権者】
MAS 氏
【対応OS】
Windows 7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(11/01/30)

(柳 英俊)