REVIEW(10/10/07)

圧縮前と圧縮後の画像をプレビューで確認しながら画像品質を調節「Caesium」

同じ位置で品質の変化を確認できる

「Caesium」「Caesium」

 「Caesium」は、圧縮前と圧縮後の画像をプレビューで確認しながら画像のファイルサイズを圧縮できるソフト。Windows NT/2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

 利用する際は、まず画面左側のリストへ圧縮したい画像ファイルをドラッグ&ドロップなどで登録しよう。するとリストにファイル名や現在のファイルサイズが表示され、ツールバー上にある虫眼鏡の形をしたボタンをクリックすれば、リスト上で圧縮後のファイルサイズなどを確認可能。

 また、画面右側へ圧縮前と圧縮後の画像がプレビュー表示される。プレビューは標準では画面サイズに合わせて表示されるが、オリジナルサイズで表示することも可能。このとき、マウスのドラッグで表示する位置を動かすと、圧縮前と圧縮後の画像が両方とも動くため、同じ位置で品質の変化を確認できるのがうれしい。

 圧縮後の画像をJPEG形式で保存する場合は、スライドバーを使って圧縮後の画像品質を調節できる。よりファイルサイズを軽量化したい場合は、品質を低く設定してみよう。もちろん品質を低くした場合は画像の劣化が目立ちやすいため、プレビューで確認しながら調整しよう。

 調整が終わったら、圧縮後のファイルを保存するフォルダを指定する。ファイル名の末尾に任意の文字列を付加して元の画像と同じフォルダへ保存することも可能だ。最後にツールバー上にある本ソフトのアイコンをクリックすれば、画像ファイルの圧縮が行われ、指定したフォルダへ保存される。

 対応する画像形式は、入力がJPEG/BMP/PNG/GIF/WMF、出力がJPEG/BMP/PNGとなっている。また、複数の画像ファイルを一括して圧縮することも可能。

【著作権者】
Matteo Paonessa 氏
【対応OS】
Windows NT/2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.2.2(10/09/11)

(加藤 達也)

お詫びと訂正:記事初出時、特殊なアルゴリズムを使って画像を圧縮するソフトと紹介しておりましたが、.NET Framework標準の機能で圧縮するソフトであることが判明したため、記事を修正いたしました。お詫びして訂正させていただきます。