REVIEW(10/09/24)

誰にも利用できないよう任意のフォルダを手軽に暗号化・ロック「Secure Folder」

利用不可にする“Lock”と、さらにフォルダを隠す“Lock & Hide”の2モード

「Secure Folder」v1.5「Secure Folder」v1.5

 「Secure Folder」は、指定したフォルダを暗号化するソフト。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、“SourceForge.net”のプロジェクトページからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

 本ソフトは、NTFSファイルシステムの機能“EFS(Encrypting File System)”を利用して、任意のフォルダを“ロック”できるソフト。ロックされたフォルダは暗号化された上、閲覧・リネーム・コピー・削除といった操作が一切できなくなるので、大事なファイルや誰にも見られたくないファイルを手軽に保護したい場合にうってつけだ。

 本ソフトの“ロック”方法には、2つのモードが用意されている。1つ目は“EFS”で暗号化を施すだけの“Lock”モードで、エクスプローラ上ではフォルダ名が緑色で表示される。2つ目は、暗号化してさらに誰にも見られないように隠す“Lock & Hide”モードで、このモードを利用するとフォルダはまったく表示されなくなる。

 利用方法も非常に簡単でわかりやすい。まず、初回起動時にマスターパスワードを設定しよう。次に、ロックしたいフォルダの右クリックメニューから、[[Lock/Unlock] with Secure Folder]項目を選択する。すると小さなダイアログが開き、ロック方法を選択した上でロックを施せる。

 また、ロックの解除も同じくフォルダの右クリックメニューから可能。ただし、フォルダを隠した場合は右クリックメニューを利用できないので、本ソフトのメイン画面からロックを解除しよう。

 そのほか、メイン画面では最近ロックを施したフォルダを手軽にロック・アンロック可能。また、マスターパスワードの変更や、フォルダの右クリックメニューのカスタマイズも、メイン画面から行える。

フォルダの右クリックメニューからロック・アンロックが可能フォルダの右クリックメニューからロック・アンロックが可能

メイン画面では最近ロックを施したフォルダを手軽にロック・アンロックできるメイン画面では最近ロックを施したフォルダを手軽にロック・アンロックできる

【著作権者】
subinninan 氏
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.5(10/09/21)

(柳 英俊)