REVIEW（10/09/02）

　「疑似クラウド」は、“クラウド”サービスを体験できるジョークソフト。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

　昨今IT系のニュースサイトなどで、“クラウド”という言葉をよく目にするようになった。しかし、なかには“クラウド”があまりにふわふわしすぎていて、実際にどんなものなのかいまいちつかみにくいという人もいるだろう。そんな人にオススメなのが、誰でも手軽に“クラウド”を体験できる「疑似クラウド」だ。

　起動すると、10種類の“クラウド”がデスクトップ上に表示される。正確には表示されるというよりも漂い始めるのだが、多くの人がここでデスクトップの壁紙を青を基調としたものに変えたくなることだろう。青い壁紙の上を“クラウド”が漂う様子を眺めていると、なぜか大自然のなかにいるような爽快感を味わえるはずだ。

　“クラウド”は、それぞれ大きさや形状が異なるほか、“クラウド”によっては時代の流れに逆行するものや、日進月歩の世界を生きるのに疲れたのか、その場に立ち止まって動かなくなってしまうものも存在する。目的の“クラウド”が表示されない場合や、“クラウド”が多すぎて作業の邪魔になる場合は、タスクトレイに常駐するアイコンの右クリックメニューから“クラウド”を増やしたり、減らしたりすることが可能。