REVIEW(10/08/26)

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文部科学省が運営する子供向けのプログラミング学習用Webアプリ“プログラミン”

単純な命令をもった“プログラミン”を組み合わせてイラストを思い通りに動かす

「プログラミン」 「プログラミン」

 “プログラミン”は、パズル感覚でゲームやアニメーションなどのプログラムを作成できるWebアプリ。Windows XP以降などに対応し、動作には「Adobe Flash Player」v10.0以降が必要。文部科学省が運営する特設サイトから利用できる。

 通常プログラムを作成するには、「Visual Studio」などの開発環境を用意したり、プログラミング言語を学習する必要があるため、1つの作品を作ろうとすれば、どうしても時間と労力がかかってしまう。

 “プログラミン”は、Webブラウザー上で動作するため、開発環境などを用意せずにプログラムを作成することが可能。さらに、プログラミングの命令を記述しなくても、単純な命令をもったキャラクター“プログラミン”をイラストへドラッグ&ドロップして当てはめていくだけで、簡単なプログラムを作成することができる。

ペンと消しゴムを使ってオリジナルのイラストを描ける ペンと消しゴムを使ってオリジナルのイラストを描ける

 画面上に配置するイラストは、“いきもの”や“のりもの”などのカテゴリーに分かれて多数用意されているほか、ペンと消しゴムを使ってオリジナルのイラストを描くことも可能。イラストはマウス操作で大きさや位置を変えたり、任意の角度に回転させることができる。

 “プログラミン”は全28種類用意されており、たとえば左向きの矢印の形をした“ヒダリン”をマウスでドラッグしてイラストに当てはめれば、イラストを左方向へ動かすことが可能。また、砲台の形をした“タマーン”を当てはめると、ほかのイラストを弾として発射できる。

 “プログラミン”をイラストにドラッグ&ドロップすると、“1秒で100左にうごかす”などの命令が書かれた長方形のパネルが表示され、このパネルの上に別の“プログラミン”を追加していくことで、イラストに複雑な命令を設定できる。画面右側にある[さいせい]ボタンを押して実際にイラストを動かす際は、下にあるパネルから順番に命令が実行されていく仕組みだ。

 また“プログラミン”のなかには、イラストに当てはめた際に逆コの字型のパネルが表示されるものも用意されている。“ずっとくりかえす”という命令をもった“ズットン”などがこれにあたり、パネルの隙間に別の“プログラミン”をはめ込むことで、はめ込んだパネルの命令を何度も繰り替えすことが可能となる。

 そのほか、イラストをマウスでクリックすることで次の命令が実行されるようにする“クリックン”や、設定したイラストがほかのイラストにぶつかったら次の命令を実行する“ブツカッタン”など、発想力を刺激する“プログラミン”が用意されている。ひとつひとつの“プログラミン”は単純な命令しかもたないが、複数の“プログラミン”を組み合わせることで、イラストを思い通りに動かせるのが面白い。

 作成したゲームなどはWeb上に保存でき、メールなどでURLを伝えればほかの人に遊んでもらうこともできる。また、プログラムを再生できるブログパーツを作成したり、プログラムを作成したことをTwitterにツイートすることも可能。さらに、ほかの人が作成したプログラムのURLを教えてもらえば、“プログラミン”の組み合わせ方などを参考にして自分のプログラムを作成できる。

(加藤 達也)